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第4回「製造業を力強く支えゆくIoT・AI活用事例のメリットとは?」

IoT・AIが製造業にもたらすもの

IoT(Internet of Things:あらゆるモノがインターネットによって繋がっている事象)は、今や製造業にとって欠かせない存在です。そのIoTの機能のうち、一部はAIテクノロジーとの融合によって更なる効果を果たすものもあります。また、IoTの最終的な到達点は、パソコン・設備・製品等がインターネットを介してある程度の知能をもって自動的に同期・挙動するという状態になりますので、こちらは学習と自律による自動化を強みとするAIと同じような領域を持ち得ています。

製造業(工場)にとって、IoTは4つの機能を持っています。それは「①モノから情報を収集する」、「②インターネット上のクラウド空間にデータを蓄積する」、「③蓄積されたデータを分析する」、「④データ分析の結果に応じて適切なフィードバックを行う」という機能です。AIテクノロジーは分析能力に長けているので、「③蓄積されたデータを分析する」という機能において適用がなされる事があります。

これらの機能は、「自動制御(異常検知・工程制御)」「製造管理(現状把握・遠隔計測)」「生産管理(管理最適化・受発注最適化)」「経営管理(経営判断の円滑化)」「開発設計(設計リードタイムの削減)」といった、巨大なメリットを及ぼします。「Quality:品質・仕様」「Cost:コスト・原価」「Delivery:数量・納期」の管理(QCD管理)を基本とする製造業にとって、これらのIoT・AIテクノロジーのメリットは、今や多くのシーンにおいて欠かす事の出来ない存在となりつつあるのです。

自動制御とAI

先ほど述べた中でも、製造業の品質を大きく左右する部分が「自動制御」です。これは機器にセンサーを取り付ける事によって、製品の状態を画像・音声・動画等のデータとして収集し、その工程においての異常が無いかを判定してくれる分野となります。AIはこれまで熟練の経験を積まなければ獲得できなかった人の検査能力を継承し、しかもそれを自律的な学習によって高める事が出来る為、この工程の自動化において大きな役目を果たす事が出来ます。弊社の異常判定の事例はこちらからご覧ください。

外観検査

また、AIテクノロジーは「熟練の技の継承」だけに特化されている訳ではありません。「スケジューリング」「設備故障・品質不良の可視化・保存・共有」「設備の自動制御」など、製造業におけるあらゆるプロセスを24時間体制でサポートする事が出来ます。

工場業務を支援する自動化システムは1970年代から始まり、CIM(コンピュータ統合生産)、ERP(企業資源計画)、SCM(供給連鎖管理)といった機能や概念が次々に生まれ、そのように世界的に切磋琢磨しながら現在に至っています。IoT・AIテクノロジーを活用した革新的な工場は「スマート工場」と呼ばれます。今、製造業界はまさにパラダイムシフトと言える段階に達しようとしているのです。

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