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【日経xTECHにてご紹介いただきました!】AIアバターとSaaS管理について

2023年6月20日、日経xTECHにて、弊社代表取締役の河合のインタビューなどが掲載されました。以下、記事の一部抜粋です。

デジタルツインとして利用可能なアバターを目指す

AIアバターの開発に取り組んでいるのは、2008年創業のスタートアップ企業であるクリスタルメソッドだ。2011~12年ごろから手書き文字認識にニューラルネットワークを活用。深層学習(ディープラーニング)技術を基に活動を広げ、製造業向け検査システムなどのAI受託開発を手掛ける傍ら、「アニメキャラクターを使った対話型AIなど『人に近いAI』の実現に向けた研究開発を進めてきた」と、クリスタルメソッドの河合継代表取締役は話す。

2023年1月には、AIアバター作成ツール「Deep AI Movie Creator(DMC)」の本格提供を始めた。本人の画像または動画と音声を登録すると、本人に似たAIアバターを生成。テキストを入力すると、アバターが本人の音声で読み上げる。米OpenAI(オープンAI)の生成AI「ChatGPT」との連携も可能で、ChatGPTの返答結果を基に解説動画を生成できる。

クリスタルメソッドの強みは、外見や声、動きなどからアバターを生成する技術に加えて、音声認識・合成、感情認識・推定、自然言語処理といったAIアバターの実現に必要なテクノロジーを自前で有することだ。これらのテクノロジーを使って、冒頭で挙げた例のように、デジタルツインとして利用可能なAIアバターの実現を目指す。「本人の日記や著作、講演資料などを基に、その人がどんなことを話すかを抽出・コピーしていく。本人の協力が得られればアバターの話す内容を修正して、本人への近似性をより高めていく」とクリスタルメソッドの佐柳恭威COO(最高執行責任者)は説明する。

AIアバターの用途は幅広い。単純な解説動画からコールセンターでの顧客対応、専門家の支援、さらにデジタルツイン(ブレインコピー)まで担えるとする。「元気な状態での自分のデジタルツインをつくり、落ち込んだ状態のときにデジタルツインに励ましてもらう」(佐柳氏)といった使い方も考えられるという。

ただし、デジタルツインのレベルを満たすAIアバターを実現するにはまだ多くの課題が残っている。「対話のスムーズさをより強化していく必要がある」(河合氏)ほか、「ディープフェイクや脆弱性対策などセキュリティーレベルの向上も欠かせない」(佐柳氏)。これらの課題をクリアするために、2025~26年ごろをめどに新規株式公開(IPO)を目指す。「社会実装に向けて開発の規模感を大きくするために、資金を調達していく必要がある」(佐柳氏)からだ。「もう10年ほどIPOについて考えてきた。ようやく機が熟してきた」と河合氏は力を込める。

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