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stable diffusion 料金|2026年版ガイド
Stable Diffusion の料金を徹底解説|無料・有料プランの違いと最安の使い方
「Stable Diffusion は無料で使えるの?」「クラウド版とローカル版でどのくらいコストが変わるの?」――そんな疑問を持つ方に向けて、本記事では Stable Diffusion に関わるあらゆる料金体系を2026年6月時点の最新情報をもとに整理します。ローカルインストール(完全無料)からクラウド API、商用ライセンスまで、用途・予算・スキルに応じた最適な選択肢を網羅的に解説します。
Stable Diffusion 自体はオープンソースで無料
まず大前提として、Stable Diffusion のモデルウェイト(学習済みモデル)は Stability AI が公開しているオープンソース資産であり、個人利用・研究利用の範囲ではダウンロードして無料で使えます。
Stability AI は Hugging Face や自社リポジトリ経由でモデルを配布しており、現在の主力ラインナップは以下のとおりです。
- Stable Diffusion 3.5(Large / Large Turbo / Medium)――2024年10月リリースの最新世代。コンシューマ向けハードウェアで動作し、ComfyUI・LoRA・ControlNet のエコシステムを完全サポート。現行の推奨モデル。
- SDXL(Stable Diffusion XL)――2023年7月リリース。依然として多くのユーザーが利用する「ワークホース」的存在で、広大なサードパーティモデル資産が魅力。
- Stable Diffusion 2.x / 1.x――旧世代。互換性目的での利用に限られる。
なお、Stability AI は財務難・経営変更を経て、1億ドル超の債務免除と EA・Warner Music Group との提携により2026年初に経営基盤を回復しており、今後のモデル開発継続も期待されています。
ただし「無料」には以下のような前提条件があります。
- 自分の GPU(またはCPU)環境を用意する必要がある――電気代・ハードウェア費用は自己負担
- 商用利用にはライセンス確認が必須――Community License と Enterprise License で制限が異なる
- クラウド API を使う場合は別途課金が発生する――Stability AI API・DreamStudio など
つまり「モデルそのものは無料」でも、使い方によってコストはゼロ円から数万円/月まで大きく分かれます。以下では利用形態ごとに詳しく見ていきます。
【形態①】ローカル環境での利用コスト
最もコストを抑えられるのが、自分のPC・サーバーに Stable Diffusion をインストールしてローカル実行するパターンです。ソフトウェア自体の費用はかかりませんが、ハードウェアと電気代がランニングコストになります。
推奨GPU と初期費用の目安
SD 3.5 Large はパラメータ数が多いため VRAM 余裕があるほど快適ですが、SD 3.5 Medium や SDXL はコンシューマGPUで十分動作します。
| GPU | VRAM | 実勢価格(目安) | SD 3.5 Medium / SDXL 生成速度(目安) | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| NVIDIA RTX 4060 | 8 GB | 約4〜5万円 | 約8〜12秒/枚 | 入門・コスパ重視。SD 3.5 Medium に対応 |
| NVIDIA RTX 4070 Ti SUPER | 16 GB | 約8〜10万円 | 約4〜6秒/枚 | 快適な実用ライン。SD 3.5 Large も動作可 |
| NVIDIA RTX 4090 | 24 GB | 約25〜30万円 | 約1〜2秒/枚 | 高負荷・プロ向け。SD 3.5 Large をフル活用 |
| Apple M3/M4 Pro 搭載 Mac | ユニファイドメモリ 18〜48 GB | 約28万円〜 | 約8〜15秒/枚 | Metal 対応で動作可。SD 3.5 にも対応 |
| CPU のみ(VRAM なし) | — | 追加費用なし | 数分〜10分以上/枚 | 実用的ではないが一応可 |
ランニングコスト(電気代)
GPU を稼働させると消費電力が増加します。RTX 4090 はフル稼働時に約 450W を消費するため、1時間連続生成で約 13〜15円(電気代 30円/kWh 換算)ほどかかります。1日1〜2時間の趣味利用であれば月額数百円程度、ヘビーユーザーでも月1,000〜3,000円程度が目安です。
主なローカル UI ツールの料金
ローカル実行を快適にする GUI フロントエンドはすべて無料のオープンソースで、SD 3.5 に対応しています。
- ComfyUI ― 無料・GPL ライセンス。SD 3.5 / SDXL / LoRA / ControlNet に対応し、現在最も活発に開発が進むノードベース UI
- AUTOMATIC1111 (stable-diffusion-webui) ― 無料・MITライセンス。SDXL まで安定サポート。SD 3.5 は拡張機能経由で対応
- InvokeAI ― 無料・Apache 2.0。SD 3.5 に正式対応
- Forge ― 無料(AUTOMATIC1111 フォーク)。VRAM 効率が高い
ローカル環境は生成枚数の上限がなく、月額固定費もないため、大量生成するほどコスパが高まります。ただし、初期GPU投資と環境構築のハードルがあります。
【形態②】Google Colab・クラウド GPU サービスの料金
自前のGPUを持たない場合、クラウド GPU を時間課金で借りる方法があります。
Google Colab
| プラン | 月額料金 | GPU アクセス | コンピュートユニット | 主な制限 |
|---|---|---|---|---|
| Free | 無料 | T4(利用可能時のみ) | なし(時間制限あり) | セッション切断あり・常時接続不可 |
| Colab Pro | 約1,179円/月 | T4 / V100 優先 | 100 CU/月 | 高負荷時は制限あり |
| Colab Pro+ | 約5,767円/月 | V100 / A100 優先 | 500 CU/月 | バックグラウンド実行可 |
Colab の無料枠は Stable Diffusion の試用には使えますが、長時間のバッチ生成や SD 3.5 Large のような大型モデルの実行には向きません。月に数十〜数百枚を生成する趣味用途なら Pro(約1,200円/月)が費用対効果の高い入口になります。
主要クラウド GPU サービスの比較
| サービス | GPU 例 | 時間単価(目安) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Vast.ai | RTX 4090 | $0.30〜$0.60/時間 | 個人出品マーケット型・最安値圏 |
| RunPod | RTX 4090 | $0.44〜$0.79/時間 | SD 3.5 / SDXL 専用テンプレあり・安定性高い |
| Lambda Labs | A100 80GB | $1.29/時間〜 | 大規模学習向け・高性能 |
| Google Cloud (GCP) | A100 40GB | $2.93〜/時間 | エンタープライズ向け・SLA あり |
| AWS (EC2 p4d) | A100 ×8 | $32.77〜/時間 | 大規模マルチGPU構成 |
個人・小規模事業者が Stable Diffusion をクラウドで動かすなら、Vast.ai や RunPod が最もコスト効率が高く、生成の合間はインスタンスを停止することでコストを最小化できます。1時間あたり約50〜80円($0.30〜$0.60 換算)で RTX 4090 が使えるのは、自前GPU購入より初期リスクが低い選択肢です。SD 3.5 Large の LoRA ファインチューニングなど VRAM を多く必要とする用途にも柔軟に対応できます。
【形態③】Stability AI 公式 API(Stable Diffusion API)の料金
Stability AI は REST API を提供しており、アプリケーションやサービスに画像生成機能を組み込む際に利用されます。2026年6月時点の API 料金体系は生成画像のステップ数・解像度・モデルに応じたクレジット制です。SD 3.5 シリーズを含む最新モデルが API 経由で利用可能です。
Stability AI API クレジット料金(目安)
| クレジット購入量 | 価格(USD) | 1クレジット単価 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1,000 クレジット | $10 | $0.010 | 最小購入単位 |
| 10,000 クレジット | $90 | $0.009 | 約10%割引 |
| 100,000 クレジット | $800 | $0.008 | 大量利用向け |
モデル別クレジット消費量の目安
| モデル | 解像度 | 消費クレジット(目安) | コスト換算($10/1000cr) |
|---|---|---|---|
| Stable Image Core | 標準(最大 1536×1536) | 約3〜4 cr/枚 | 約$0.03〜0.04/枚 |
| Stable Diffusion 3.5 Large | 〜2M ピクセル | 約6.5 cr/枚 | 約$0.065/枚 |
| Stable Image Ultra | 高精細・最高品質 | 約8 cr/枚 | 約$0.08/枚 |
API 経由の場合、月間1,000枚生成してもStable Image Core であれば約3〜4ドル(約450〜600円)で収まる計算です。SD 3.5 Large を使う場合は1枚あたり約$0.065と若干高くなりますが、それでも商用サービスへ組み込む際も比較的低コストで運用でき、スケールアップしても単価が安くなる仕組みになっています。
なお、Stability AI は新規登録時に無料トライアルクレジット(25クレジット程度)を付与しており、API を試験的に使ってみることが可能です(付与量は変更される場合があります)。
【形態④】DreamStudio(Stability AI 公式 Web サービス)の料金
DreamStudio は Stability AI が提供するブラウザベースの Web サービスで、コードなしで Stable Diffusion を使えます。SD 3.5 を含む最新モデルをブラウザから直接利用できるのが特徴です。
DreamStudio の料金体系
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 無料クレジット(初回) | 新規登録で約25クレジット付与(変更の可能性あり) |
| 追加購入単価 | $10 で 1,000 クレジット(API と共通) |
| 月額サブスクリプション | なし(クレジット購入制のみ) |
| 生成コスト例(Stable Image Core) | 約 3〜4 cr/枚 |
| 生成コスト例(SD 3.5 Large・高解像度) | 約 6.5 cr/枚 |
DreamStudio は登録さえすれば初期費用なしで試せるため、「まず SD 3.5 の品質を確認したい」「少量を手軽に生成したい」ユーザーに最適なエントリーポイントです。ただし月に数百枚以上生成するなら、ローカル環境やクラウドGPUのほうがコスパが勝ります。
【形態⑤】サードパーティ製 Web サービスの料金比較
Stability AI の公式ツール以外にも、Stable Diffusion(SDXL・SD 3.5 など)ベースの画像生成サービスが多数存在します。代表的なサービスの料金を比較します。
| サービス名 | 無料プラン | 有料プラン(最安) | 商用利用 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Tensor.Art | あり(毎日ポイント付与) | 約$9.9/月〜 | 有料プランで可 | 多数のコミュニティモデル。SDXL・SD 3.5 対応 |
| Civitai (Generate) | あり(Buzz 毎日付与) | 約$14/月〜 | 有料で可 | モデルDLとの連携が強み。SDXL 中心 |
| NightCafe | あり(5クレジット/日) | 約$4.79/月〜 | プランによる | 初心者向けUI |
| Mage.space | あり(制限あり) | 約$4/月〜 | 有料で可 | NSFW フィルター設定あり |
| Leonardo.Ai | あり(150トークン/日) | 約$10/月〜 | 有料プランで可 | SD ベース+独自学習機能 |
| SeaArt | あり(スタミナ制) | 約$9.9/月〜 | 有料で可 | アニメ系に強い |
これらのサービスは無料枠があるものの、1日の生成枚数・解像度・利用モデルに制限が設けられているのが共通点です。商用利用や大量生成を前提とするなら有料プランへの移行が必要になります。

商用ライセンスの料金と注意点
Stable Diffusion で生成した画像をビジネス用途(広告・商品・販売コンテンツなど)に使う場合は、ライセンスの確認が必須です。モデルの利用コストとは別に、ライセンス料が発生するケースがあります。
Stability AI のライセンス体系
| ライセンス種別 | 対象 | 費用 | 商用利用 | 主な制限 |
|---|---|---|---|---|
| Stability AI Community License | 個人・年収$1M未満の企業 | 無料 | 可(条件付き) | 年間売上$1M超は不可・再配布制限 |
| Stability AI Enterprise License | 年収$1M以上の企業・大規模商用 | 要問い合わせ(非公開) | 可 | 個別契約・カスタム条件 |
| CreativeML Open RAIL-M(旧モデル向け) | SD 1.x / 2.x | 無料 | 基本的に可 | 悪用禁止条項あり |
ポイントは、年間売上が100万ドル(約1.5億円)を超える企業は Community License では商用利用できず、Enterprise License の契約が必要になる点です。中小企業・個人事業主の範囲であれば Community License で商用利用が認められており、追加のライセンス料は発生しません。SD 3.5 を含む現行モデルはすべてこの体系が適用されます。
また、サードパーティのファインチューニングモデル(Civitai などで配布されるもの)はそれぞれ個別のライセンスが設定されている場合があります。商用利用前に必ずモデルのライセンスページを確認してください。
用途別:最適な料金プランの選び方
以下に、目的・規模別の推奨プランをまとめます。
🎨 趣味・個人制作
ローカルPC(RTX 4060〜)
初期費用:4〜10万円
月額:電気代のみ(〜数百円)
SD 3.5 Medium / SDXL が快適に動作
→ 大量生成でコスパ最強
🖥️ GPUなし・試したい
DreamStudio / NightCafe 無料枠
費用:0円〜
SD 3.5 を含む最新モデルを体験可
→ まず動作確認に最適
💻 中規模業務利用
RunPod / Vast.ai
月額:使った分だけ($10〜$50/月程度)
SD 3.5 Large のLoRAや ControlNet も利用可
→ 初期投資なし・柔軟にスケール
🏢 サービス組み込み
Stability AI API
月額:生成量次第($10〜$100+)
SD 3.5 Large を REST API で呼び出し可
→ アプリへの実装が容易
🏭 大規模商用・エンタープライズ
Enterprise License + オンプレ or クラウド
費用:要問い合わせ
→ 専用サポート・SLA あり
コストを抑える実践的なテクニック
Stable Diffusion の利用コストを賢く削減するためのポイントを紹介します。
ローカル環境でのコスト削減
- ステップ数を下げる:20〜25 steps でも品質は十分な場合が多い(50 steps 比で生成時間・電気代を半減)
- SD 3.5 Large Turbo を使う:SD 3.5 の Turbo バリアントは少ないステップ数で高品質な出力が可能。SDXL-Turbo と同様の思想で設計されており、生成速度とコストを大幅に削減できる
- 小さい解像度でプロトタイプ → 高解像度で仕上げる:確認作業は 512×512 で行い、最終だけ高解像度にする
- バッチ生成でGPU効率を上げる:一度に複数枚を並列生成することでウォームアップのオーバーヘッドを削減
- SD 3.5 Medium を活用する:Large と比べて VRAM 消費・生成時間が少なく、品質も実用的。用途に応じて Large との使い分けが有効
クラウド・API でのコスト削減
- インスタンスをこまめに停止する:RunPod・Vast.ai はインスタンス停止中は課金されない(ストレージ料金は除く)
- スポットインスタンスを使う:AWS / GCP のスポット/プリエンプティブルインスタンスはオンデマンド比で最大80%安い
- API クレジットをまとめ買いする:Stability AI API は購入量が増えるほど単価が下がる
- モデルを用途に合わせて選ぶ:高精度が不要な用途は Stable Image Core など低クレジットモデル、高品質が求められる用途は SD 3.5 Large と使い分ける

Stable Diffusion 料金に関するよくある疑問
Stable Diffusion は完全無料で使えますか?
自前のPCとGPUがある場合、SD 3.5・SDXL を含むモデルのダウンロードから生成までソフトウェアコストはゼロ円です。かかるのは電気代のみで、趣味利用なら月数百円以内に収まります。クラウドやAPIを使う場合は利用量に応じた課金が発生します。
SD 3.5 と SDXL で料金は変わりますか?
ローカル実行の場合、ソフトウェア料金は変わりません。ただし SD 3.5 Large は SDXL より VRAM を多く必要とするため、より高性能な GPU が必要になる場合があります。API 経由では SD 3.5 Large のほうがクレジット消費量がやや多くなります(SDXL 相当の Stable Image Core 比で約2倍程度)。
商用利用すると追加費用がかかりますか?
年間売上が100万ドル未満の個人・法人であれば、Community License の範囲で SD 3.5 を含む現行モデルを追加ライセンス料なく商用利用が可能です。それを超える規模の企業はEnterprise Licenseの取得が必要です。
DreamStudio と API の料金は同じですか?
はい、クレジット単価の体系は共通です($10/1,000クレジット)。DreamStudio は API と同じクレジットプールを使用しており、Web 画面から使うか API 経由で使うかの違いになります。
無料で使えるクラウドサービスはありますか?
Google Colab 無料枠、NightCafe・Tensor.Art・Leonardo.Ai の無料プランなど、毎日一定量の生成が無料でできるサービスが複数あります。ただし生成枚数・解像度・利用モデルに制限があるため、SD 3.5 の本格利用には有料プランへの移行が現実的です。
まとめ
Stable Diffusion の料金は、利用形態によってゼロ円から数万円/月まで幅広く異なります。2026年6月時点では SD 3.5(Large / Large Turbo / Medium)が主力モデルとして位置づけられており、SDXL も依然として多くのエコシステムで現役です。要点を整理すると次のとおりです。
- ローカルインストール:ソフトウェア無料・GPU 初期費用4万円〜・月額は電気代のみ。SD 3.5 Medium / Large Turbo や SDXL が快適に動作。大量生成ほどコスパ◎
- Google Colab / クラウド GPU:初期投資なし・時間課金。RunPod・Vast.ai なら時間40〜80円台〜。SD 3.5 Large の大型モデルも柔軟に実行可
- Stability AI API:$10/1,000クレジット。SD 3.5 Large は1枚約$0.065。サービス組み込みに最適
- DreamStudio:無料クレジットで SD 3.5 を試用可能。手軽に始めたい人向け
- サードパーティ Web サービス:無料枠あり・有料は月額$4〜$14程度。初心者に優しいUI
- 商用ライセンス:年商100万ドル未満なら Community License で SD 3.5 を含む現行モデルを無料商用利用可
「とにかく試したい」ならDreamStudioや無料Webサービスから、「本格的に業務活用したい」ならローカル環境かクラウドGPU、「アプリに組み込みたい」ならStability AI APIが最短ルートです。目的と予算に合わせて最適な形態を選択してください。
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監修
河合 継(クリスタルメソッド株式会社 代表取締役)
AI・ディープラーニングに関する特許16件の発明者。過去、国立がん研究センターとの共同研究や、テレビ番組でのAI解説実績を持つAI研究者として、AIの研究開発を主導している。
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