Cloudを始めとする様々な技術
DXを支えるデジタル技術要素のうち、Cは様々な技術が取り上げられていますが、その代表的なものとしてはCloudがあります。自社でサーバーを所有し、社内でソフトウェアを運用するオンプレミスとは反対に、サービスとして提供されているシステムを利用することをクラウドと呼ばれますが、その効果を平成30年版の情報通信白書|総務省では以下のように述べられています。
1.システム構築の迅速さ・拡張の容易さ
2.初期費用・運用費用の削減
3.可用性の向上
4.利便性の向上
これらの効果は、企業がコストを削減したり、売り上げを伸ばすために貢献します。特に、従来まで中小企業は自社でサーバーを用意することが難しかったため、より大きなメリットを受けられると言えるでしょう。ただし、クラウドにも問題がないわけではありません。その大まかな内容として、同じく平成30年版の情報通信白書で以下のように述べられています。
1.セキュリティの担保
2.改修コスト・通信コストの増加
3.カスタマイズ性の不足
特にオンプレミスの時であれば、外部のネットワークに接続することなく社内で完結しているため、サーバーに侵入される可能性は低いと言えます。しかし、クラウドサービスを利用する際には、必ずといって良いほどネットワークに接続する必要があるため、セキュリティの強化は最も重要な案件と言えるでしょう。この点を踏まえて、DXを支えるデジタル技術要素におけるCは、Cyber Securit(サイバーセキュリティ)を上げる場合もあります。