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画像生成AI比較|おすすめ主要9サービスの料金・無料枠・商用利用をわかりやすく解説【2026年10月版】



料金の詳細 → こちらの記事で解説しています。

目次

画像生成AIとは?先に結論|2026年10月時点のおすすめ早見

画像生成AIとは、「雨上がりの商店街に立つ猫」のような文章(プロンプト)や参考画像を入力すると、AIが新しい画像を作ってくれるサービスです。写真風の画像、イラスト、文字入りのバナーまで作れます。仕組みや基本は画像生成aiとはで解説しているので、この記事では「どれを選ぶか」に絞って比べます。

2026年10月時点で、迷ったときの選び方は次のとおりです(根拠は後の比較表と各サービスの節に書いています)。

  • まず無料で試したい:ChatGPT(ChatGPT Images 2.5)、Gemini(Nano Banana 2)、Adobe Firefly(登録なしで毎日無料と公式が案内)、Canva(無料プランで最大20回)。
  • 商用で使う前提で、安心材料を重視したい:Adobe Firefly。Adobeは「Fireflyのモデルで生成したコンテンツは商用利用に適している」と案内しています(パートナーモデルは利用者が判断)。
  • 作品性・見栄えを重視したい:Midjourney V8.2(無料枠なし、月額$10から)。
  • 画像の中に文字を入れたい:Ideogram、Gemini(Nano Banana)。公式は多言語の文字描画を打ち出しています。日本語が崩れないかは自分の文面で試して確認してください。
  • 自社サービスに組み込みたい:FLUX.2、OpenAIの画像API(gpt-image-2系)、IdeogramのAPI。料金がAPIで公開されています。

料金やプランは改定が頻繁です。契約前に各公式ページで最新の内容を確認してください。

関連記事画像生成AIの無料枠はどこまで使える?料金比較 / 画像生成AIのプロンプトはどう書けばいい? / 画像生成AIの仕組みと著作権の注意点は?

実運用でわかった「比較スペックだけでは見えない」画像生成AIの選び方

クリスタルメソッドは、AI・ディープラーニングの研究開発を手がける事業会社として、自社コンテンツの制作にOpenAIの画像生成モデルgpt-image-2.5を実際に運用しています。その現場感覚からお伝えしたいのは、画像生成AIは単発の作例よりも「同じトーンで量産し続けられるか」で真価が分かれるということです。1枚の見栄えする画像は多くのツールで作れますが、記事や資料に使うイラストを統一した作風で何十枚も揃えようとすると、色調・線の太さ・余白の癖といった一貫性の差が一気に表れます。

もう一つ実務で重視しているのが、APIから業務ワークフローへ組み込めるかという点です。1枚ずつ手作業でプロンプトを打つのではなく、コンテンツ制作のパイプラインへ画像生成を組み込めると、修正指示や再生成のコストが大きく変わります。下の比較表を見る際は、作例の華やかさだけでなく、「同一トーンでの量産適性」と「API・自動化への組み込みやすさ」という2軸を、ご自身の用途に照らして加えて確認されることをおすすめします。単発のクオリティで選ぶと、運用フェーズで作風がばらつき、結局作り直しになりがちだからです。

主要9サービスの無料枠・料金・商用利用を比較表で確認

以下の表は、2026年10月時点で公式ページを確認できた9サービスです。料金は公式の表記(多くはドル建て)で、為替や改定で変わります。公式に記載が見つからなかった項目は「公式に記載なし(未確認)」と書いています。

サービス 無料で試せる範囲 有料プラン(公式の表記) 商用利用(公式の記載)
ChatGPT Images 2.5(OpenAI) ChatGPT内で利用可。画像作成は利用回数に上限あり(回数は公式に固定値の記載なし) ChatGPTの有料プラン(料金は公式で確認) 公式に記載なし(未確認)。OpenAIの利用規約で確認
Gemini(Nano Banana 2 / 2.1 / Pro) Nano Banana 2は無料。2.1はGoogle AIプランが必要。画像には目に見える透かしとSynthIDが入る Google AI Plus / Pro / Ultra(Geminiの利用上限が標準の2倍・4倍などと公式ヘルプに記載) 今回確認した公式ページに記載なし(未確認)
Midjourney V8.2 無料枠なし(DiscordとWebに無料トライアルはない。niji・journeyアプリに限定トライアル) Basic $10 / Standard $30 / Pro $60 / Mega $120(月払い) 全プランで商用利用可。年間総収益が$100万を超える企業はPro以上が必要
Adobe Firefly 登録なしで毎日無料で生成できると公式が案内 Standard 1,580円 / Pro 3,180円 / Pro Plus 6,600円 / Premium 31,680円(月・税込) Fireflyのモデルで生成したものは商用利用に適していると案内。パートナーモデルは利用者が判断
Stable Diffusion 3.5(Stability AI) モデルは公開されており、自分の環境で動かせば利用料はかからない(GPUなどの用意は必要) 年商$100万超はEnterprise Licenseが必要 年商$100万未満はCommunity Licenseの範囲
Ideogram 週30クレジット(Google・Apple・Microsoftでサインインしたアカウント)。無料の生成画像は公開される Plus $20 / Pro $60(月払い。年払いは月$15 / $42) 公式に記載なし(未確認)。利用規約で確認
FLUX.2(Black Forest Labs) [klein] 4BはApache 2.0。[dev]は非商用なら無料 APIは従量課金([pro] 1メガピクセルあたり$0.03など) モデルごとに違う([klein] 4B:Apache 2.0、[klein] 9Bと[dev]:非商用)
Leonardo.Ai 毎日150トークン(翌日への持ち越しなし) 公式料金ページは今回取得できず(未確認) 公式に記載なし(未確認)。利用規約で確認
Canva AI 無料プランで標準・高品質モデルの機能を最大20回(共有のAI枠) Canvaプロ 年額11,800円(1人あたり) 公式に記載なし(未確認)。Canvaのライセンス契約で確認

各サービスの詳細解説と実力評価

ChatGPT Images 2.5(OpenAI)|ChatGPTの中でそのまま作れる

OpenAIは2026年9月8日にChatGPT Images 2.5を発表しました。ChatGPTの会話の中で「もう少し明るくして」のように指示を重ねて直せるのが使い方の中心です。APIでは、DALL·E 2とDALL·E 3が2026年5月12日にAPIから削除され、代わりにgpt-image-2・gpt-image-1・gpt-image-1-miniが案内されています(OpenAIの廃止予定ページ)。ただし同じページで、gpt-image-1は2026年10月23日、gpt-image-1-miniは2026年12月1日に提供終了と告知されており、置き換え先にはgpt-image-2.5(SunburstかFlare)が挙がっています。

無料で試せますが、画像作成には回数の上限があります。商用利用の条件は今回確認できなかったので、OpenAIの利用規約で確認してください。

こんな人に向いている:ChatGPTをすでに使っている人、画像づくりを会話で進めたい初心者

Gemini(Nano Banana 2 / 2.1 / Pro)|Googleの画像モデル

Googleの公式ページでは、Nano Banana 2は無料、Nano Banana 2.1は「最も高度なモデル」としてGoogle AIプランが必要と案内されています。Google AI Plus・Pro・Ultraの利用者は、3つの点のメニューからNano Banana Proで作り直せます。画像生成はGeminiアプリが使える国・言語で利用でき、文字の描画も複数言語に対応と案内されています。生成画像には目に見える透かしとSynthID(見えない透かし)が入ります。

こんな人に向いている:Googleアカウントですぐ試したい人、写真の雰囲気変更などの編集もしたい人

Midjourney V8.2|無料枠なし、作品づくり向け

Midjourneyの公式ヘルプでは、V8.1が2026年6月10日から、V8.2が2026年7月24日から標準モデルです。V8.2は「美しさと画質、パーソナライズ」を重視したモデルと説明されています。無料枠はなく(niji・journeyアプリに限定トライアルあり)、プランはBasic $10からMega $120までです。公式ヘルプによると、V8.2のEdit ModelはOmni Reference・Character Reference・Retextureツールの代わりになります。

こんな人に向いている:ポートフォリオやコンセプトアートなど、見栄えを重視して有料でも使いたい人

Adobe Firefly|毎日無料、料金が円表示

Adobeの日本語ページでは、プランに加入しなくても画像・動画・オーディオを毎日無料で生成できると案内されています。有料はStandardが月1,580円(税込・2,000クレジット)から、Premiumが月31,680円(税込・50,000クレジット)までです。有料プランでは「生成塗りつぶし」などの標準機能が無制限で使えます。Adobeは、Fireflyのモデルで生成したコンテンツは商用利用に適していると案内しています。Google・OpenAIなどのパートナーモデルで生成したものは、プロジェクトに適するかを利用者が判断する必要があります。

こんな人に向いている:広告・出版などで商用の素材を作る人、Photoshopなどで画像を整える人

Stable Diffusion 3.5|自分の環境で動かす

Stability AIのCommunity Licenseは、研究者・開発者・年間売上が$100万未満の小規模事業者や個人クリエイターが対象です。売上が$100万を超える組織はEnterprise Licenseの購入が必要です。ComfyUIなどの画面と組み合わせて自分のPCで動かせますが、GPUの用意など環境づくりの手間があります。

こんな人に向いている:自分で細かく制御したい人、独自の調整(追加学習)をしたい開発者

Ideogram|文字入りデザイン向けと公式が打ち出し

Ideogramのモデルページは、Ideogram 4.0を「デザイン向け」「多言語の文字」と説明し、オープンウェイト(重みの公開)として公開しています。無料プランは、Google・Apple・Microsoftでサインインすると週30クレジットで、無料で作った画像はすべて公開されます。有料はPlusが月$20、Proが月$60です。APIは1枚あたりTurbo $0.03、Default $0.06、Quality $0.10です。

こんな人に向いている:ロゴ・バナーなど文字を含む素材を作りたい人、APIで組み込みたい開発者

FLUX.2(Black Forest Labs)|モデルごとにライセンスが違う

FLUX.2には[pro]・[flex]・[max]・[klein] 4B・[klein] 9B・[dev]があります。公式ヘルプによると、[klein] 4BはApache 2.0で、[klein] 9Bと[dev]は非商用ライセンスです。APIは1メガピクセルあたり[pro] $0.03、[flex] $0.05、[max] $0.07などです。

こんな人に向いている:画像生成を自社のサービスやワークフローに組み込みたい開発者

Leonardo.Ai|毎日トークンで試せる

Leonardo.Aiのヘルプでは、無料ユーザーは毎日150トークンを受け取り、使い切れなかった分は翌日に持ち越せません。有料プランのトークンは、使い切れなかった分が最大3か月分まで繰り越されます。有料プランの料金は今回公式ページを取得できなかったため、公式で確認してください。

こんな人に向いている:毎日少しずつ、いろいろなモデルを試したい人

Canva AI|デザインの中で使う

Canvaの日本語の料金ページでは、無料プランで標準モデルまたは高品質モデルの機能を最大20回(共有のAI枠)使えると案内されています。Canvaプロは年額11,800円(1人あたり)です。ProとBusinessでは「AIパス」というAIの追加枠も用意されています。

こんな人に向いている:SNS投稿や資料を、デザインのテンプレートと一緒に作りたい人

動画・画像生成AIの業務活用をご検討の方は、AI開発会社クリスタルメソッドの無料相談をご利用ください。

用途別おすすめ画像生成AI

「どのサービスが一番いいか」という問いの答えは用途によって変わります。以下は、上の公式情報をもとにした選び方の目安です。

用途 第1候補 第2候補 理由
商用の広告・マーケティング素材 Adobe Firefly ChatGPT Images Adobeが商用利用に適していると案内(パートナーモデルは利用者が判断)
コンセプトアート・作品づくり Midjourney V8.2 FLUX.2 [pro] V8.2は美しさと画質を重視したモデルと説明されている
アニメ・イラスト Midjourney(niji・journeyアプリ) Stable Diffusion系 Midjourneyに専用のniji・journeyアプリがある。Stable Diffusionは自分で調整できる
ロゴ・バナー(文字入り) Ideogram Gemini(Nano Banana) Ideogramは多言語の文字を打ち出し、Geminiも文字の多言語対応を案内
自社サービスへのAPI組み込み FLUX.2 OpenAIの画像API(gpt-image-2系) 料金がAPIで公開されている
初心者・日常利用 ChatGPT Images Gemini 無料で試せる。会話で指示を直せる
SNS・資料をデザインと一緒に作る Canva AI Adobe Firefly デザインの画面の中でそのまま使える

画像生成AI選びのフローチャート

以下のフローに沿って選択肢を絞ると、自分に最適なサービスが見つかりやすくなります。

スタート:どんな目的で使いたいですか?
商用利用・ビジネス素材
↓
著作権リスクを最小化したい?
→ YES:Adobe Firefly
→ NO(品質優先):Midjourney / FLUX.2

個人制作・趣味・学習
↓
無料で始めたい?
→ YES:ChatGPT / Gemini / Ideogram / Leonardo.Ai
→ 有料OK(高品質):Midjourney V8.2

開発・API組み込み
↓
オープンソース希望?
→ YES:Stable Diffusion 3.5 / FLUX.2 [klein] 4B
→ クラウドAPI:FLUX.2 / OpenAIの画像API

商用利用・著作権リスクの注意点

画像生成AIを実務に使う場合、著作権とライセンスの理解は必須です。以下の3点を必ず確認してください。

①生成物の著作権は誰に帰属するか

日本の著作権法では、AIが生成した画像には原則として著作権が発生しないとする解釈が主流です(人間の創作的寄与が薄い場合)。ただし、プロンプトに十分な創作性が認められる場合は利用者に著作権が発生し得るとも解釈されます。各国・各サービスによって扱いが異なるため、利用規約の「Ownership」「IP Rights」の条項を必ず確認してください。

②学習データに起因するリスク

特定のアーティストのスタイルを模倣したプロンプトを使用した場合、法的グレーゾーンになるリスクがあります。Adobe Fireflyは学習データを商用クリーンに限定しているためリスクが低い一方、その他のサービスでは注意が必要です。現時点では各国の判例・法律が整備途中であり、企業として大規模に利用する場合は法務部門の確認を推奨します。

③サービスごとの商用利用の扱い(公式で確認できた範囲)

各社の公式ページで確認できた内容だけを載せます。載っていないサービスは、契約前に利用規約を確認してください。

サービス 公式で確認できた商用利用の扱い
Midjourney 全プランで商用利用可(General Commercial Terms)。年間総収益が$100万を超える企業はPro以上が必要。他の人の画像をアップスケールしても、その画像の所有権は得られない
Adobe Firefly Fireflyのモデルで生成したコンテンツは商用利用に適している。パートナーモデルで生成したコンテンツは、プロジェクトに適するかを利用者が判断する
Stable Diffusion 3.5 年間売上$100万未満の組織はCommunity Licenseの範囲。超える場合はEnterprise Licenseの購入が必要
FLUX.2 [klein] 4BはApache 2.0。[klein] 9Bと[dev]は非商用ライセンス
Ideogram 商用のセルフホストはスケールに応じたライセンスが必要。サービス利用時の商用の扱いは利用規約を参照
ChatGPT・Gemini・Canva・Leonardo.Ai 今回確認した公式ページには商用利用の扱いの記載なし(未確認)。各社の利用規約で確認

④商用で使う前の確認3点

  • 規約と契約プランを確認する:同じサービスでも、無料プランと有料プランで商用利用の条件が違う場合があります(上の表のMidjourneyなど)。
  • 他人の作品や人物に似せない:特定の作家名やキャラクター名を指定したプロンプトは、似た作品になるリスクがあります。公開前に既存の作品と似ていないか確認してください。
  • 仕上がりを目で確認する:手指の崩れや、画像内の不自然な文字が残っていないかを公開前に見ます。日本語の文字は特に崩れやすいので、必要なら文字は別の編集ソフトで入れる方法もあります。

次に読む:画像生成AIの無料枠はどこまで使える?料金比較

画像生成AIの料金を徹底比較|無料枠・API料金・1枚あたりコスト【2026年版】

無料で始める際の実践ステップ

「まず試してみたい」という方向けに、公式に案内されている無料の範囲をサービス別に整理します。回数や枠は変わるので、始める前に各公式で確認してください。

  1. ChatGPT:ChatGPTのアカウントを作り、チャットで「画像を作って」と依頼します。無料でも使えますが、画像作成には回数の上限があります。
  2. Gemini:Geminiアプリで画像の作成を依頼します。Nano Banana 2は無料です。生成画像には透かしが入ります。
  3. Adobe Firefly:Adobeの公式案内では、プランに加入しなくても毎日無料で画像を生成できます。
  4. Ideogram:Google・Apple・Microsoftのアカウントでサインインすると、週30クレジットが付きます。無料で作った画像はすべて公開されます。
  5. Leonardo.Ai:毎日150トークンが付きます。使い切れなかった分は翌日に持ち越せません。
  6. Canva:無料プランで、標準モデルまたは高品質モデルの機能を最大20回使えます。
  7. Stable Diffusion:自分のPCにGPUがあれば、モデルを動かして試せます。年商$100万未満ならCommunity Licenseの範囲です。
画像生成AI比較:GeminiのNano Banana 2.1の紹介画面(Google公式ページ・2026年10月撮影)
GeminiのNano Banana 2.1の紹介ページ(Google公式・2026年10月撮影)
画像生成AI比較:Ideogramのプランとクレジットの表(無料は週30クレジット・公式ドキュメント・2026年10月撮影)
Ideogram公式ドキュメントのプランとクレジットの表(2026年10月撮影)
画像生成AI比較:Canvaのプランと価格の画面(無料とCanvaプロ・公式ページ・2026年10月撮影)
Canva公式のプランと価格のページ(2026年10月撮影)

2026年10月時点の動き|世代交代が速いので、型番より選び方を見る

画像生成AIは、サービスの名前や型番が数か月で入れ替わります。公式ページで確認できた2026年の動きを3つにまとめます。

DALL·E 3の終了とChatGPT Images 2.5

OpenAIのAPIでは、DALL·E 2とDALL·E 3が2026年5月12日に削除されました(廃止予定ページ)。2026年9月8日にはChatGPT Images 2.5が発表され、APIの名前もGPT-Image-2.5系に移っています。古い記事の「DALL·E 3」という表記は、今のサービス名ではありません。

Midjourneyは半年でV8系へ

Midjourneyでは、V8.1が2026年6月10日から、V8.2が2026年7月24日から標準モデルになりました。V8.2では、参照画像の機能がEdit Modelにまとまっています。

モデルの重みを公開する流れ

Ideogram 4.0はオープンウェイトで公開され、FLUX.2 [klein] 4BはApache 2.0です。Stable Diffusion 3.5もCommunity Licenseで提供されています。ただしライセンスはモデルごとに違うため、商用で使うときは上の表で条件を確認してください。

画像生成AI比較|2026年の主要サービスと進化のイメージ
画像生成AI比較|2026年の主要サービスと進化のイメージ

画像生成AIを比較するときに見るべき7つの評価軸と重み付け

画像生成AIの比較は「どれが一番きれいか」で決めると失敗しやすい。同じプロンプトでも用途によって“正解”は入れ替わるため、まず評価軸を固定し、自社の優先度に応じて重み付けしてから各ツールを採点するのが比較の定石だ。ここでは製品名や料金の断定ではなく、どのツールを見るときも共通で使える判断軸を整理する。

比較の土台になる7軸

評価軸 見るポイント 重くなりやすい用途
商用ライセンス 商用利用の可否・クレジット表記義務・生成物の権利帰属の明記があるか(詳細は各サービスの公式規約で確認) 広告・EC・受託制作
学習データの来歴 権利処理済みデータで学習と明示しているか、出典説明があるか 企業ブランド・上場企業
プロンプト追従性 指示した要素数・位置・文字を崩さず反映できるか バナー・図版
一貫性 同一キャラ・同一商品を複数カットで再現できるか シリーズ素材
解像度と後処理 納品解像度、アップスケールや部分修正の可否(対応範囲は製品ごとに異なるため公式仕様で確認) 印刷・大判
日本語対応 日本語プロンプトの解釈精度、和文テキスト描画の安定度 国内向け制作
連携性 API有無、既存の制作ワークフローへ組み込めるか 量産・自動化

重み付けの考え方

  • まず全7軸を1〜5で「自社にとっての重要度」を先に決める。ここを決めずに採点すると印象評価に流される。
  • 受託や広告なら商用ライセンスと学習データ来歴を優先度高く扱いたい。ここが曖昧なツールは、出力品質が高くても候補から外すという判断が安全な場合が多い。
  • 量産前提なら品質差より連携性・一貫性の重みを上げる。単発で美しくても、10枚揃わなければ実務では使いにくい。
  • 各ツールの点数×重みを合算し、上位2〜3本に絞ってから実データで最終検証すると、比較にかける工数を抑えやすい。

この「軸を固定→重み付け→採点」の順序を意識するだけで、レビュー記事の見た目の印象や作例のうまさだけに引きずられにくくなり、自社用途に対して再現性のある比較検討がしやすくなる。

用途別に見る画像生成AIの比較マトリクスと最終判断の詰め方

評価軸が固まったら、次は「自分の用途ではどの軸が効くか」を用途別に落とし込む。汎用・写実系の画像生成をビジネスで使う場面を想定し、用途ごとに重視すべき軸と、比較で見落としやすい落とし穴を整理する。

用途別・重視軸マトリクス

用途 最重視の軸 比較で見落としやすい点
EC商品ビジュアル 一貫性・解像度 同一商品を角度違いで再現できるか。1枚は良くても複数カットで揃わないことがある
広告・SNSバナー プロンプト追従性・日本語テキスト 指定コピーの文字が崩れる・はみ出すことがあるため、文字入りは別工程(後編集)に分けるかどうかの判断が必要になる
Webメディア挿絵 生成速度・連携性 大量発注時の1枚あたり所要時間とAPI利用上限(数値は各サービスの公式情報で確認)
企業・IR資料 学習データ来歴・商用ライセンス 権利面の説明が薄いと社内審査で差し戻されることがある

最終判断(同点だったとき)の詰め方

  • 自社用の検証セットを作る:実際に使う代表プロンプトを3〜5本用意し、候補ツールへ同一条件で投げる。作例ギャラリーではなく“自分の要件”で比べることが重要だ。
  • 1枚でなく複数枚で見る:当たり外れの振れ幅(歩留まり)が実運用コストを左右する。ベストショットではなく平均的な出来で比較する。
  • やり直しコストを含める:微修正のしやすさ、部分再生成の可否まで含めて総合すると、初回品質が拮抗したツールでも差が見えることがある。
  • 審査・承認の通しやすさ:企業利用ではライセンス表記や来歴の説明資料が揃っているかが、現場の採否を分ける材料になりやすい。

用途マトリクスで軸の重みを切り替え、同点は自社検証セットの平均点と運用コストで割る——この二段構えにすれば、レビューの序列をそのまま鵜呑みにせず、自分の現場に合ったツールを選びやすくなる。

画像生成AI比較のよくある質問

画像生成AIは完全に無料で使えますか。

無料枠があるサービスは多いですが、回数やクレジットに上限があります。たとえばAdobe Fireflyは毎日無料、Ideogramは週30クレジット、Leonardo.Aiは毎日150トークン、Canvaは無料プランで最大20回と公式に案内されています。Midjourneyには無料枠がありません。

生成した画像は商用利用できますか。

サービスとプランで条件が違います。Midjourneyは全プランで商用利用でき、年間総収益が$100万を超える企業はPro以上が必要です。Stable Diffusion 3.5は年間売上$100万未満ならCommunity Licenseの範囲です。Adobeは、Fireflyのモデルで生成したコンテンツは商用利用に適していると案内しています。契約前に各社の利用規約を確認してください。

日本語のプロンプトや日本語の文字は使えますか。

Geminiの公式ページは、画像生成がGeminiアプリの使える国・言語で利用でき、文字の描画も複数言語に対応すると案内しています。Ideogramも多言語の文字を打ち出しています。そのほかのサービスは公式に日本語の記載を確認できなかったため、自分の文面で試して確認してください。

初心者はどのサービスから始めるとよいですか。

まず無料で試せるChatGPT、Gemini、Adobe Fireflyのどれかから始め、同じ指示を2〜3サービスに入れて比べるのがおすすめです。

DALL·E 3は今も使えますか。

OpenAIのAPIでは、DALL·E 3は2026年5月12日に削除されました。OpenAIはgpt-image-2などへの移行を案内しています。

まとめ|自分に合った画像生成AIの選び方

2026年10月時点の画像生成AIは、用途・予算・技術レベルによって最適なサービスが分かれます。選び方のポイントを最後に整理します。

  • まず無料で試すなら → ChatGPT Images 2.5・Gemini(Nano Banana 2)・Adobe Firefly・Canva
  • 商用の安心材料を重視するなら → Adobe Firefly(パートナーモデルは利用者が判断)
  • 作品性・見栄えなら → Midjourney V8.2
  • 文字入りの画像なら → Ideogram または Gemini
  • 自社開発・API組み込みなら → FLUX.2 または OpenAIの画像API
  • 自分の環境で調整したいなら → Stable Diffusion 3.5

どのサービスにも無料枠や低価格の入門プランがあるため、まず2〜3サービスを同じ指示で試して、画質・日本語・手間を比べるのがおすすめです。画像生成AIは数か月で大きく変わります。契約前に各公式ページで最新の内容を確認してください。

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監修

河合 継(クリスタルメソッド株式会社 代表取締役)

AI・ディープラーニングに関する特許16件の発明者。過去、国立がん研究センターとの共同研究や、テレビ番組でのAI解説実績を持つAI研究者として、AIの研究開発を主導している。
運営会社について | 編集方針

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