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Runwayの料金プラン完全ガイド|無料から法人まで全費用とクレジットの仕組み

監修

河合 継(クリスタルメソッド株式会社 代表取締役)

AI・ディープラーニングに関する特許16件の発明者。過去、国立がん研究センターとの共同研究や、テレビ番組でのAI解説実績を持つAI研究者として、AIの研究開発を主導している。
運営会社について編集方針

本ページは「Runwayの料金プラン・クレジット消費・商用利用コスト」に特化した費用解説です。無料プランで何ができるかの全体像はRunway無料プランの解説ガイドを、他のAI動画ツールとの優劣比較はRunway比較ガイドをあわせてご覧ください。

Runwayの料金プラン一覧

Runwayは月額サブスクリプション型の料金体系を採用しており、個人向けから法人向けまで4つのプランが用意されています。各プランの最大の違いは「毎月付与されるクレジット数」と「商用利用の可否」です。まず全体像を表で確認しましょう。

プラン名 月額料金(月払い) 月額料金(年払い) 毎月のクレジット 商用利用 主な対象
Basic(無料) $0 $0 125クレジット(初回のみ) △(制限あり) 試用・個人
Standard $15/月 $12/月 625クレジット/月 個人クリエイター
Pro $35/月 $28/月 2,250クレジット/月 フリーランス・本格利用
Unlimited $95/月 $76/月 無制限(一部機能を除く) ヘビーユーザー・スタジオ
Enterprise 要問い合わせ 要問い合わせ カスタム ○(拡張) 法人・大規模チーム

年払い(Annual)を選択すると月払いに比べておおよそ20%割引になります。継続利用が決まっているなら年払いが経済的です。料金はすべて米ドル建てで、クレジットカード決済が基本です。

各プランの詳細と特徴

Basic(無料プラン)

無料で始められるエントリープランです。登録直後に125クレジットが付与されますが、このクレジットは毎月リセットされるものではなく初回限りの付与となります。使い切ると有料プランへのアップグレードが必要です。

Basicプランでは、軽量モデルであるGen-4 Turboを無料で利用できます。ただし生成した動画にはRunwayのウォーターマーク(透かし)が入るため、成果物をそのまま公開・販売することは実質的に難しい状態です。商用利用の観点では制限が大きく、あくまで「どんな動画が作れるかを試す」目的に適しています。

Standard($15/月)

本格利用への最初のステップとなるプランです。毎月625クレジットが付与され、ウォーターマークなしで動画を生成・書き出しできます。Gen-4およびGen-4.5へのアクセスが解放され、商用利用も認められているため、SNS向けのショートムービーや簡単なプロモーション素材を作るクリエイターには十分な水準です。

ただし625クレジットは、Gen-4 Turboで5秒動画を約12〜15本生成できる程度の量です(後述のクレジット消費の仕組みを参照)。月に数本の動画を作る副業クリエイターや学習目的のユーザーに向いています。

Pro($35/月)

Runwayの有料プランの中で最も人気が高いのがProプランです。毎月2,250クレジットが付与され、Standardの約3.6倍の生成量を確保できます。商用利用はもちろん、高解像度のエクスポートや最上位モデルGen-4.5 Image-to-Videoへの優先アクセス、GPU優先処理などの特典が加わります。

フリーランスのビデオグラファー、映像制作会社のスタッフ、コンテンツクリエイターなど、Runwayを仕事の道具として使う方はProが出発点として妥当です。月額コストと得られるクレジット量のバランスが最も優れているプランといえます。

Unlimited($95/月)

名前の通り、標準機能のクレジット消費を気にせず使えるプランです。ただし「完全無制限」ではなく、Gen-4.5 Image-to-Video等の最新・高精度モデルの一部についてはクレジット課金が発生する場合があります。公式には「Unlimited video generations(一部例外あり)」と記載されており、使用頻度の高い標準モデルが実質無制限になるイメージです。

毎日複数の動画プロジェクトを抱えるプロダクションスタジオや、クライアントワークで大量に素材を作り込む必要があるチームにとって、クレジット残量を気にしないメリットは大きいでしょう。月95ドルで安定した制作フローを確保できます。

Enterprise(要問い合わせ)

企業・組織向けのカスタムプランです。料金は利用規模・シート数・必要な機能によって個別に設定されます。Enterpriseプランでは以下の追加機能が利用できます。

  • シングルサインオン(SSO)対応
  • 管理者用ダッシュボードとチームメンバー管理
  • 生成コンテンツのデータ学習への不使用(プライバシー保護)
  • カスタムAIモデルのファインチューニング
  • 専任カスタマーサポート・SLA保証
  • API経由での大量生成・システム連携

映像制作会社、広告代理店、メディア企業など、複数のクリエイターが一つの組織として使う場合や、自社サービスへのRunway API組み込みを検討する場合はEnterpriseへの問い合わせが推奨されます。

クレジットの仕組みと消費量の目安

Runwayの課金単位は「クレジット」です。動画を生成するたびにクレジットが消費され、消費量は使用するモデル・動画の長さ・解像度によって異なります。クレジットを正しく理解することが、適切なプラン選びの前提となります。

主な機能ごとのクレジット消費量

機能・モデル 消費クレジット(目安) 備考
Gen-4 Turbo(5秒) 約50クレジット 軽量・高速。無料プランでも利用可
Gen-4(5秒) 約100クレジット 高品質・Standard以上で利用可
Gen-4(10秒) 約200クレジット 長尺になるほど消費増
Gen-4.5 Image-to-Video(5秒) 約100〜200クレジット フラッグシップモデル。参照画像・カメラ制御・キャラクター一貫性対応
Act-One(キャラクター演技) 約100〜200クレジット 動画尺・解像度による
画像生成(静止画) 約5クレジット/枚 比較的消費少
Frames(動画→画像抽出) 無消費〜数クレジット 機能により異なる

上記はあくまで目安であり、Runwayの仕様変更・新モデルのリリースによって変動することがあります。生成前に画面上で消費クレジット数が表示されるため、実際の操作時に必ず確認してください。

クレジット追加購入(アドオン)

月次のクレジットが足りなくなった場合、サブスクリプションとは別にクレジットの追加購入が可能です。価格帯は以下の通りです。

追加クレジット数 価格(目安) 単価(1クレジットあたり)
625クレジット 約$10 約$0.016
2,250クレジット 約$35 約$0.016
大容量パック ボリューム割引あり まとめ購入ほど割安

追加クレジットの単価はプランによって多少変動します。頻繁に追加購入するなら、上位プランへのアップグレードを検討した方がトータルコストを抑えられるケースがほとんどです。

テキストから動画が生成されるイメージ。Runwayはプロンプトを入力するだけで短編動画を出力できる
テキストから動画が生成されるイメージ。Runwayはプロンプトを入力するだけで短編動画を出力できる

Gen-4・Gen-4.5の特徴と各プランでのアクセス

2026年6月時点でRunwayのフラッグシップモデルはGen-4およびGen-4.5です。特にGen-4.5 Image-to-Videoは現行最上位の万能モデルとして位置づけられており、以下の強力な機能を備えています。

  • 参照画像対応(Image-to-Video):入力した参照画像の被写体・構図・スタイルを忠実に反映した動画を生成できる
  • カメラムーブ制御:パン・チルト・ズーム・トラッキングなど、カメラの動きを細かく指定可能
  • キャラクター一貫性(参照駆動):複数シーンにわたって同一キャラクターの外見・動作を一貫させる機能を搭載
  • モーションブラシ:動画内の特定領域にのみ動きを付与する細かい制御が可能

一方、軽量モデルのGen-4 Turboは処理速度を優先した設計で、Basicプラン(無料)でも利用可能です。Gen-4およびGen-4.5はStandardプラン(月$15)以上で解放されます。高品質なImage-to-VideoやキャラクターAI機能を本格活用したい場合はProプラン以上が実用的な選択肢です。

comparisonの詳細 → こちらの記事で解説しています。

プラン選びの判断基準

「自分にはどのプランが合っているか」を判断するには、使用頻度・商用利用の有無・必要な品質の3軸で考えると整理しやすいです。

お試し・学習目的

Basic
Gen-4 Turboを無料で試用。クレジット消費後は有料へ移行を検討

月に数本のSNS動画

Standard
Gen-4・Gen-4.5が使えて625クレジット、商用利用可能

仕事で日常的に使う

Pro
Gen-4.5優先アクセス・高解像度・GPU優先・2,250クレジットで本格制作に対応

大量生成・実験的利用

Unlimited
クレジット残量を気にせず制作フローを回したいチームに

組織・法人・API利用

Enterprise
管理機能・セキュリティ・カスタムモデルが必要な企業向け

商用利用と著作権に関する注意点

Runwayで生成したコンテンツの商用利用が認められるのは、Standardプラン以上です。Basicプランで生成したものは個人利用の範囲に限定されており、ビジネス用途への転用は利用規約違反となります。

商用ライセンスが付与された場合でも、以下の点には注意が必要です。

  • 著作権の帰属:Runwayの利用規約では、ユーザーが入力したプロンプトや素材に基づいて生成されたコンテンツの権利はユーザー側に帰属するとされていますが、AI生成物の著作権については各国の法解釈が変化中であるため、最新の法的動向の確認を推奨します。
  • 学習への利用:無料・標準プランでは、生成コンテンツがRunwayのモデル改善に使用される場合があります。Enterpriseプランでは学習利用をオプトアウトできます。
  • 禁止コンテンツ:利用規約で禁止されている表現(暴力・差別・虚偽情報等)は、商用利用の有無にかかわらず生成不可です。

支払い方法と解約・返金ポリシー

支払い方法

Runwayはクレジットカード(Visa・Mastercard・American Express)とデビットカードに対応しています。支払い通貨は米ドルで、日本のカードを使用した場合は利用時の為替レートに基づいて円換算されます。請求書払い・銀行振込はEnterpriseプランで対応可能です。

解約の方法

解約はアカウント設定の「Billing」セクションから、いつでも自分で手続きできます。解約後は課金サイクルの終了まで有料機能を引き続き利用でき、期間終了後にBasicプランへ自動ダウングレードされます。

返金ポリシー

Runwayの公式利用規約では、原則として返金不可とされています。ただし、サービス側の障害やバグによって生成が失敗した場合、消費されたクレジットが返還される仕組みがあります。購入したクレジットが未使用のまま残っていても、解約時に現金で返金されることはありません。契約前に自分の利用頻度・用途を十分に見極めた上でプランを選択することを強く推奨します。

よくある疑問

クレジットは翌月に繰り越せますか?

毎月付与されるサブスクリプションクレジットは、翌月に繰り越されません。月末にリセットされるため、使い切れなかった分は消滅します。一方、追加購入したクレジットは有効期限内であれば繰り越して使用できます(有効期限は購入時に確認してください)。

年払いから月払いに途中変更できますか?

年払いの契約期間中は月払いへの変更は原則できません。次の更新タイミングで月払いへの切り替えが可能です。逆に月払いから年払いへの変更は、次の請求サイクルから適用されます。

チームで使う場合はEnterpriseしかありませんか?

複数人での利用自体はProプランでも可能ですが、アカウント管理・権限設定・請求の一元化といったチーム管理機能が必要であればEnterpriseが適切です。少人数のスタジオであれば各メンバーがProプランを個別に契約するケースも多く見られます。

無料プランでどの機能が使えますか?

Basicプランでは軽量モデルのGen-4 Turboを利用できます。ただし125クレジットを消費し切ると生成できなくなり、書き出した動画にはウォーターマークが入ります。また、Gen-4やGen-4.5 Image-to-Videoといった上位モデルはStandard以上のプランでのみ利用可能です。機能の制限よりも「クレジットの枯渇」「透かし」「上位モデルへの非アクセス」が実質的な制約です。

Gen-4.5 Image-to-Videoはどのプランで使えますか?

Gen-4.5 Image-to-VideoはStandardプラン(月$15)以上で利用できます。ただし、参照画像対応・カメラ制御・キャラクター一貫性といった高度な機能をフル活用し、高解像度で書き出すにはProプラン以上が実用的です。Gen-4 TurboはBasicプラン(無料)でも利用可能ですが、最上位モデルへのアクセスは有料プランに限られます。

「結局いくらかかるか」をクレジット消費から逆算する見積もりフレーム

Runwayの料金は月額の定額部分だけを見ても実際の支出はわからない。クレジット制で使う分については、実質のコストは「月額プラン料金 ÷ 付与クレジット」で求めた1クレジットあたりの単価に、実際に消費したクレジット数を掛けたものに近づく(上位プランには低速・混雑時の生成が別枠になる仕組みが用意される場合もあるため、自分が使うモードの課金条件は料金ページで確認したい)。料金ページの数字を眺めるより、自分の制作フローが1本あたり何回の生成を伴うかを先に把握するほうが、実支出に近い見積もりが出せる。

クレジットが減る「本当の要因」を分解する

クレジット消費は完成した1本ではなく、生成を実行した回数に比例する。ここを見誤ると見積もりは大きくずれる。消費を押し上げる主な変数を分けて考える。

消費を左右する要因見積もりで確認すること
1回の生成の長さ(秒数)長尺ほど1回の消費が増える。想定尺 × 本数で基礎量を置く
解像度・画質設定高解像度やアップスケールは別途消費が乗る場合がある。納品要件から逆算
使用するモデル世代新しい高性能モデルほど1回あたりの消費が重くなる傾向。用途で使い分ける
ボツ・やり直しの回数ここが最大の盲点。プロンプト調整で1カットを複数回回すことが多く、この試行回数を必ず見込む

「歩留まり」を入れた月額見積もりの立て方

失敗生成もクレジットを消費するため、完成本数だけで計算すると不足しやすい。次の順で置くと現実的な数字になる。

  • 1. 完成に必要なカット数を月単位で洗い出す(例: 動画1本=8カット × 月4本=32カット)
  • 2. 1カットあたりの試行回数を掛ける。慣れないうちは多め、定型化すれば少なめ、と幅を持たせて置く
  • 3. 1試行の消費量(尺・解像度で変動)を掛けて総消費クレジットを出す
  • 4. プラン付与量と比較し、超過分の追加購入コストまで足して初めて「月の総額」になる

この歩留まりを1度計測しておくと、次月以降は試行回数の実績値に置き換えるだけで精度が上がる。特に「探索フェーズ(試行が多い)」と「量産フェーズ(試行が少ない)」で1本あたりの単価が変わりやすいため、プロジェクトの立ち上げ月は多めに、定常運用に入ったら実績で引き直すのが失費を防ぐコツだ。

月額プラン選びは「クレジット繰り越し・追加購入・年額割」の3点で決まる

プランは付与クレジット数の大小だけで選ぶと損をしやすい。実際の支出を左右するのは、余ったクレジットが繰り越せるか足りない時に追加でどう買えるか年額と月額でどれだけ差が出るかという3つの構造要因だ。ここを踏まえて自分の使い方に当てはめる。いずれもプランや時期で条件が変わるため、契約前に料金ページで現行の扱いを確認したい。

使用パターン別の考え方

使い方のタイプ効きやすいプラン設計の見方
月によって制作量に波がある繰り越し条件を最優先。使わない月のクレジットが消えないかを確認
毎月ほぼ一定量を安定制作年額割が効くなら上位プランが単価的に有利になりやすい
短期集中で一気に作る基本プランは低めに、追加クレジット購入で山を吸収する方が無駄が出にくい
複数人で共同作業する座席(シート)単位の課金とクレジット共有の仕組みを確認してから人数を決める

上位プランへ上げる前に確認すべきこと

「クレジットが足りないから上位へ」と反射的に上げる前に、次を点検すると過剰契約を避けられる。

  • 追加購入との比較: 恒常的に足りないなら上位プランが得だが、たまに超える程度なら都度の追加購入のほうが安く収まる場合がある
  • 年額コミットのリスク: 年額割は魅力的だが、制作ボリュームが読めない立ち上げ期は月額で数ヶ月運用し、実績が固まってから年額に切り替える
  • 上位限定機能の要否: クレジット量ではなく高解像度出力や商用範囲など「機能」目的なら、その機能を本当に毎月使うかで判断する
  • チーム利用のシート最適化: 全員に上位シートを付けず、量産する担当だけ上位・レビュー担当は下位、と役割で分ける

要は「基本プランを最小限に抑え、変動分は追加購入で吸収する」構えが、使用量が読み切れないうちは無駄を出しにくい。数ヶ月運用してクレジット消費の実績が安定してきた段階で、年額割の効く上位プランへ切り替えるのが、支出を最適化する現実的な順序になる。

まとめ

Runwayの料金プランは、無料のBasicから法人向けEnterpriseまで用途に応じた5段階の構成になっています。2026年6月時点ではGen-4およびGen-4.5がフラッグシップモデルであり、特にGen-4.5 Image-to-Videoは参照画像対応・カメラムーブ制御・キャラクター一貫性を兼ね備えた最上位モデルです。料金選びのポイントを整理すると次の通りです。

  • まず試したいならBasic(無料)でGen-4 Turboを使い、125クレジットで感触を確かめる
  • 商用利用・ウォーターマーク除去・Gen-4/4.5へのアクセスが必要ならStandard($15/月)が最低ライン
  • 仕事の主力ツールとして使うなら、Gen-4.5優先アクセス・高解像度・GPU優先が使えるPro($35/月)が費用対効果の最高点
  • クレジット上限を気にせず大量制作するならUnlimited($95/月)
  • 組織管理・セキュリティ・API連携が必要な法人はEnterpriseに問い合わせ

年払いを選ぶことで約20%のコスト削減も可能です。追加クレジットを頻繁に買い足しているなら上位プランへのアップグレードを検討してください。Runwayの料金体系はシンプルですが、クレジット消費の仕組みとモデルごとのアクセス条件を理解した上でプランを選ぶことが、無駄なく活用するための最短経路です。

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