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AhsayCBSにCVE-2026-105134——悪用確認、ホットフィックス適用を

AhsayCBSにCVE-2026-105134——悪用確認、ホットフィックス適用を

CVE-2026-105134とは——AhsayCBSで何が起きているか

2026年10月4日、Ahsayのバックアップサーバーソフトウェア「AhsayCBS」において、OSコマンドインジェクション脆弱性(CVE-2026-105134)が公開された。(出典:CVE-2026-105134 — cve.org)

CVE-2026-105134の深刻度はCVSS 4.0で10.0(CRITICAL)、CVSS 3.1でも10.0(CRITICAL)と評価されている(評価者:VulDB)。攻撃はネットワーク越しにリモートから実行可能で、認証なし・ユーザー操作なしで成立する。影響を受けるコンポーネントはReplication ReceiverのAPIエンドポイント(/rps/api/json/UpdateReceivers.do)であり、引数randomの操作によってOSコマンドが注入される。

注意が必要なのは、当初リリースされた修正版(v9.15.2.59およびv10.3.4.0)がこの脆弱性を完全には修正していなかった点だ。CVE-2026-105134の記録は2026年10月26日に更新されており、改めて最新のホットフィックスの適用が必要となっている。(出典:Ahsay公式告知)

米国土安全保障省サイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁(CISA)は2026年10月14日、CVE-2026-105134をKEV(Known Exploited Vulnerabilities Catalog)に追加した。KEVへの掲載は「実際の悪用が確認された」ことを意味する。エクスプロイトコードも既に公開されているとCVE公式記録に記載されている。(出典:CISA KEV Catalog)

関連記事テキストマイニングのやり方とツールは? / GANの仕組みと活用事例は?

影響を受けるバージョンと修正バージョン

CVE-2026-105134は、AhsayCBS v9.15.2.69以下およびv10.3.4.44以下が影響を受ける。CVE公式記録にはv9.15.2.0からv9.15.2.69に至る多数のバージョンが列挙されており、以下の比較表で自社環境の該当有無を確認してほしい。

系統 影響を受けるバージョン(上限) 修正ホットフィックス
v10系 v10.3.4.44以下 v10.3.4.45
v9系(v7・v8を含む) v9.15.2.69以下 v9.15.2.70
v9.15.2.59・v10.3.4.0(当初パッチ適用済) この脆弱性を完全には修正していない 改めてv9.15.2.70またはv10.3.4.45を適用

ホットフィックスの入手にはAhsayパートナーポータルへのログインが必要である。ポータルアカウントを持たない場合は、Ahsayの販売代理店またはサポート窓口への確認が求められる。(出典:Ahsay公式告知)

v7系・v8系も対象に含まれる点は見落としやすい。古いメジャーバージョンを継続稼働させている環境では、バージョン番号を改めて確認する必要がある。

自社が対象か判断がつかない場合は、お使いの製品と版の情報をお送りいただければ、公式情報をもとに対象かどうかの目安をお伝えします(無料相談)。

悪用の可能性の推定と、同じ製品の別の脆弱性

EPSS(悪用確率の統計的推定値)はCVE-2026-105134が0.8176(パーセンタイル0.9964)となっている(2026年10月29日時点)。EPSSは確率の統計的推定であり「悪用される」と断定するものではない。(出典:FIRST EPSS)

同じ日に公開され、同じくCISAのKEVに追加されたAhsayCBSの認証不備の脆弱性は、別の記事で解説している。CISAは、この2件を連鎖させて悪用できる可能性があると記載している。修正のホットフィックスは共通で、下の「対処と期限」のとおり。

対処と期限

  1. 修正版へ更新する:v10系はv10.3.4.45、v7・v8・v9系はv9.15.2.70のホットフィックスを適用し、適用後にサーバーを再起動する(入手にはAhsayパートナーポータルのログインが必要)。v9.15.2.59・v10.3.4.0を適用済みの場合も再適用が必要。Ahsay公式告知
  2. 公式の回避策:Ahsayの告知にホットフィックス以外の回避策は示されていない。詳細は公式告知を参照。
  3. CISAの対処期限:2026年10月17日(米連邦機関向けで、日本企業への法的義務ではない)。

自社の機器が対象かどうかの判断や、すでに侵入されていないかの確認は、構成やログを見ないと判断できません。


参考文献

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