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Adobe Campaign ClassicにCVE-2026-104353——修正版へ更新を

Adobe Adobe Campaign Classicの脆弱性CVE-2026-104353

CVE-2026-104353とは:Adobe Campaign ClassicのOSコマンドインジェクション脆弱性

2026年10月27日、Adobeはメールマーケティングおよびキャンペーン管理基盤であるAdobe Campaign Classic(以下ACC)に、深刻なOSコマンドインジェクション脆弱性が存在することを公開した(出典:cve.org / CVE-2026-104353、Adobe Security Bulletin APSB26-162)。

識別子はCVE-2026-104353、CWEの分類はCWE-78(OSコマンドで使用される特殊要素の不適切な無害化)に該当する。CVSS 3.1基本値は9.9(Critical)、ベクター文字列はCVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H(評価者:Adobe)と公表されている。

スコア9.9が示すのは、攻撃条件の低さと影響範囲の広さの組み合わせだ。ネットワーク越しに、低い権限さえあれば、ユーザー操作を一切必要とせず悪用できる。Scope(影響範囲)が「Changed」であることから、脆弱なコンポーネントの権限境界を越えて他のリソースへの影響が及ぶとAdobeは評価しており、機密性・完全性・可用性のいずれへの影響もHigh(高)と判定されている(CVSSベクターより)。

攻撃者低権限アカウントUI操作不要ネット経由AC:L / PR:LAdobe Campaign Classicv7: build 9402 以前CWE-78特殊要素の不適切な無害化OSコマンドインジェクションScope:Changed任意コード実行機密性:High完全性:High可用性:High権限境界を超えた影響CVSS 3.1 基本値:9.9 (Critical) / AV:N / AC:L / PR:L / UI:N / S:C
図1:CVE-2026-104353の攻撃成立構造。低権限アカウントからネット越しにACCへ到達し、OSコマンドインジェクションを通じて任意コード実行に至る。ScopeがChangedであることから影響は脆弱コンポーネントの権限境界を超える。(出典:Adobe Security Bulletin APSB26-162 / cve.org CVE-2026-104353)

関連記事Ivanti Connect Secureの脆弱性は? / VeloCloud脆弱性、オンプレ版はどう対応?

Adobe Campaign Classic 脆弱性CVE-2026-104353が日本企業にとって意味すること

Adobeは、本更新で対処した問題のいずれについても、実環境での悪用を認識していないと述べている。CISA KEV(既知の悪用脆弱性カタログ)への掲載は確認されていない。

次に読む:Magento脆弱性、ECサイトが今すぐやることは?

Magento脆弱性CVE-2026-48356——CISAが悪用確認、ECサイト今すぐやること

Adobe Campaign Classic 脆弱性CVE-2026-104353 の影響バージョンと修正版

Adobeのセキュリティ情報APSB26-162および公式CVE記録が示す影響範囲と修正バージョンは以下のとおりだ。

表1:CVE-2026-104353 影響バージョンと修正バージョン(Adobe公式告知より)
製品 プラットフォーム 影響を受けるバージョン 修正済みバージョン Adobeの推奨優先度
Adobe Campaign Classic ACC v7 Windows / Linux 7.4.4 build 9402 以前 7.4.4 build 9403 Priority 2

影響範囲はWindows版・Linux版の双方に及ぶ。修正版は7.4.4 build 9403であり、CVE記録上の「unaffected」の記載が示すとおり、build 9403以降は対象外だ。

なお、CVSS基本値9.9は技術的な深刻さの指標であって、現在の悪用状況の指標ではない点に留意が必要だ。

Adobe Campaign Classic 脆弱性CVE-2026-104353 に対して今取るべき対応

今やることを3点に絞って整理する。

1. 修正版への更新
Adobe Campaign Classic ACC v7の影響を受ける版(7.4.4 build 9402以前)を使用している場合は、7.4.4 build 9403へ更新する。AdobeはPriority 2としてこのアップデートの適用を推奨している(出典:Adobe Security Bulletin APSB26-162)。

2. 公式の回避策について
Adobe公式告知(APSB26-162)に公式の回避策(Workaround)の記載はない。修正版への更新が唯一の公式対処方法となる。

3. CISAのKEV掲載状況
2026年11月2日時点ではCISA KEVへの掲載は確認されていない。

自社の機器が対象かどうかの判断や、すでに侵入されていないかの確認は、構成やログを見ないと判断できません。


参考文献

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