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Ivanti Connect SecureのCVE-2026-104935——悪用確認済み

Ivanti Connect SecureのCVE-2026-104935——悪用確認済み

CVE-2026-104935とは——Connect Secureで確認された認証バイパスの概要

2026年10月13日、Ivanti Connect Secureの脆弱性CVE-2026-104935がCVEとして公開された。弱点の種類はCWE-290(なりすましによる認証バイパス)であり、リモートの未認証の攻撃者がバージョン25.1.3.0より前のConnect Secureに対して認証を回避し、任意のコマンドを実行できる可能性がある(出典: CVE.org — CVE-2026-104935)。

CVSSスコアは8.6(HIGH)。Ivantiを採番元CNAとするスコアリングはCVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:L/A:Lであり、ネットワーク越しに低い攻撃複雑度、認証不要、ユーザー操作不要という条件が重なっている。

米国CISAは同日2026年10月13日にこの脆弱性をKEV(既知の悪用済み脆弱性カタログ)へ掲載した。KEVへの掲載は「実際の攻撃への悪用が確認された」ことを意味する。CISAは米連邦機関に対して2026年10月16日までの対処を義務付けているが(出典: CISA KEV Catalog)、この期限は米政府機関向けの要件であり、日本企業に直接の法的義務はない。ただし「悪用確認済み」という事実は、日本の企業・組織においても対応の優先順位を上げる根拠となる。

EPSS(悪用される確率の統計的推定)は2026年10月29日時点で0.8677(パーセンタイル: 0.9974)と報告されており(出典: FIRST EPSS)、全CVEの上位0.26%に位置する水準だ。EPSSはあくまで確率的な推定であり「必ず悪用される」を意味しないが、KEVの悪用確認情報と合わせて対応緊急性を判断する材料となる。

リモート攻撃者(認証不要)HTTP/SConnect Secure< 25.1.3.0CWE-290 認証バイパス任意コマンド内部ネットワーク・機密情報へのアクセス・ラテラルムーブ影響を受けない版25.1.3.0 / 25.1.3.1 / 22.8R2.5 / 22.7R2.14以前影響なし
図: CVE-2026-104935の攻撃経路。リモートの未認証攻撃者がHTTP/S経由でConnect Secure(25.1.3.0より前)の認証バイパスを悪用し内部ネットワークへ到達する経路と、影響を受けないとされるバージョンの関係を示す。

自社が対象か判断がつかない場合は、お使いの製品と版の情報をお送りいただければ、公式情報をもとに対象かどうかの目安をお伝えします(無料相談)。

関連記事強化学習とは?アルゴリズムから解説 / GANとは?敵対的生成ネットワークの仕組み

Connect Secure 脆弱性 CVE-2026-104935——影響を受けるバージョンと修正版の確認

バージョン管理が対応判断の起点となる。CVE.orgの公式記録(採番元CNA: Ivanti)において、影響を受けないと明示されているバージョンは以下のとおりだ。

CVE-2026-104935: バージョン別の影響有無(出典: CVE.org公式記録)
バージョン 影響 備考
25.1.3.0より前 影響あり(脆弱性を含む) 認証バイパスが成立する可能性がある
25.1.3.0 影響なし CVE公式記録でunaffected
25.1.3.1 影響なし CVE公式記録でunaffected
22.8R2.5 影響なし CVE公式記録でunaffected
22.7R2.14以前(22.7R2ブランチ) 影響なし CVE説明文で「以前は影響を受けない」と明記

ベンダー公式の告知本文は今回の確認時点で取得できていないため、上記はCVE公式記録(CVE.org)の記載に基づく。Ivantiの公式セキュリティアドバイザリページでバージョン表記を直接確認することを推奨する。

Connect Secure 脆弱性 CVE-2026-104935の深刻度と悪用状況

CVSS 8.6(HIGH)に加え、CISA KEVへの掲載(2026年10月13日)により実際の悪用が確認されている。ランサムウェアでの利用はKEV上「Unknown」で、確認できていない。KEVに掲載されていても、対象外の版を使っている組織は影響を受けない。

Connect Secure 脆弱性 CVE-2026-104935への対処

  • 修正版へ更新する。CVE公式記録で影響なしとされた版は上の表のとおりで、公式告知はIvantiのセキュリティアドバイザリにある。
  • 公式の回避策は、CVE公式記録に記載がない。詳細は公式告知を参照。
  • CISAの対処期限は2026年10月16日(米連邦機関向けで、日本企業への義務ではない)。

自社の機器が対象かどうかの判断や、すでに侵入されていないかの確認は、構成やログを見ないと判断できません。


参考文献

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