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Adobe Campaign ClassicにCVE-2026-105780——修正版へ更新を
文:クリスタルメソッド編集部 監修:河合 継(代表取締役)

CVE-2026-105780とは——Adobe Campaign ClassicにCVSS9.9の権限不備
2026年10月27日、AdobeはAdobe Campaign Classic(以下、ACC)に深刻な脆弱性CVE-2026-105780が存在すると公表した(出典:Adobe セキュリティ告知 APSB26-162)。
脆弱性の種類はCWE-863「Incorrect Authorization(権限不備)」。CVSSベーススコアは3.1スケールで9.9(CRITICAL)と評価されている(評価者:Adobe)。CVSSベクターはCVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:Hであり、ネットワーク越しに・複雑な条件なしに・低権限のアカウントで・ユーザー操作なしに悪用でき、影響範囲(Scope)が変化する(Changed)という構成だ(出典:CVE.org CVE-2026-105780)。
悪用された場合、攻撃者は現在のユーザーの権限で任意のコードを実行できる。Adobeは2026年10月27日時点で、本脆弱性を含む更新対象の問題について実環境での悪用は確認していないと説明している。また、CISA既知悪用脆弱性リスト(KEV)への掲載はない(2026年11月1日時点)。
EPSS(悪用確率の統計的推定)は0.0049(パーセンタイル0.421、2026年11月1日時点)と低水準にある。ただしこれはあくまで統計的な推定値であり、脆弱性そのものの危険度を示すものではない。
同じAdobe Campaign Classicの別の脆弱性は、CVE-2026-104353で説明しています。
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影響を受けるバージョンと修正版——公式告知に基づく整理
以下は、Adobeの公式告知(APSB26-162)およびCVE公式記録に基づく影響バージョンと修正版の整理だ。
| 状態 | バージョン | 対象プラットフォーム | 備考 |
|---|---|---|---|
| 影響あり(要更新) | 7.4.4 build 9402以前 | Windows / Linux | CVSSスコア 9.9(CRITICAL) |
| 修正版あり | 7.4.4 build 9403 | Windows / Linux | Adobeが更新を推奨(Priority 2) |
本表はAdobe公式が示したACCのバージョン体系に基づく。
Adobeの公式告知には公式な回避策の記載がない。修正版への更新が唯一の公式対処として案内されている。優先度評価(Priority rating)はAdobeが「2」と設定している。
なお、CVSSの評価者はAdobeであり、NVDやCISAなど他機関が独自に評価した場合は値が異なることがある。本記事ではAdobe評価のCVSS 9.9(CRITICAL)のみを使用している。
今取るべき対応
ACC v7として7.4.4 build 9402以前を利用している場合は、Adobeの公式告知(APSB26-162)に従い、7.4.4 build 9403へ更新する。
修正版への更新が実施できない場合は、Adobeの公式告知を参照する。公式な回避策の記載はない。
自社の機器が対象かどうかの判断や、すでに侵入されていないかの確認は、構成やログを見ないと判断できません。
参考文献
- Adobe セキュリティ告知 APSB26-162: https://www.adobe.com/trust/security/products/campaign/apsb26-162.html
- CVE.org CVE-2026-105780: https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2026-105780
- NVD CVE-2026-105780: https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-105780
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