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第1回 AI EXPO 秋(2020年・幕張メッセ)クリスタルメソッド出展レポート
本ページは、2020年10月に幕張メッセで開催された「第1回 AI・人工知能 EXPO 秋」へのクリスタルメソッド初出展に特化したレポートです。当社代表へのNHK取材など、第1回ならではの会場の様子と来場者の反応を記録しています。AI EXPO出展レポートの全体像や最新回(第5回・春)の内容は、ハブ記事第5回AI・人工知能 EXPO春についてをご参照ください。
2020年10月28日〜30日の3日間、千葉・幕張メッセにて「第1回 AI EXPO 秋」が開催されました。AI EXPOは50社以上のAI企業が集う日本最大級のAI専門展示会であり、製造業・インフラ・通信業をはじめ幅広い業種の担当者がAI活用の商談を目的として来場します。クリスタルメソッド株式会社もこの3日間にわたって出展し、自社技術のパネル展示・デモンストレーション・企業との商談を行いました。本レポートでは、ブースの内容から展示製品の詳細、当日のデモの様子まで詳しくご紹介します。
第1回 AI EXPO 秋とは
AI EXPOは、AIの業務活用を検討する企業向けの商談型専門展示会です。2020年秋の第1回開催では、AIソリューションを提供する50社以上が出展し、製造・物流・医療・金融・エンターテイメントなど多岐にわたる分野のバイヤーや技術担当者が来場しました。単なる技術紹介にとどまらず、企業間の具体的な商談・要件定義の場として機能しており、AI導入を検討する企業にとって実践的な情報収集の機会となる展示会です。
弊社クリスタルメソッドは、この展示会に出展し、独自開発のAI製品・技術を幅広い業種の来場者へ向けて発信しました。3日間を通じて多くの企業担当者にブースへお立ち寄りいただき、デモ体験や商談を通じて具体的なAI導入の可能性を探る機会となりました。

弊社ブースの概要
弊社ブースでは、以下の3つを軸に展示・商談を展開しました。
- パネル展示:Deep AI Copy・HAL3・製造業向けAI技術の概要と活用事例をビジュアルでわかりやすく紹介
- デモンストレーション:実際にDeep AI CopyおよびHAL3を操作・体験できるスペースを設置
- 企業商談:導入ニーズのヒアリングと、自社技術によるソリューション提案
また、弊社代表取締役・河合社長はNHKの取材を受け、AI技術の現状と今後の展望についてコメントしました。展示会場での取材対応を通じて、弊社の技術への社会的関心の高さを改めて実感しました。
以下では、パネルで紹介した各技術の内容を詳しく解説します。
展示製品・技術の詳細
1. Deep AI Copy
Deep AI Copyは、個人の見た目・声・趣味・思考・知識・自己認識などをAIにインストールする「デジタルクローン」サービスです。コピー対象者の顔画像と声データを深層学習させることで、本人とそっくりの外見と音声を持つAIを生成できます。
主な特徴と活用領域は次のとおりです。
| 機能・特徴 | 活用領域の例 |
|---|---|
| 顔・声の深層学習による本人そっくりのAI生成 | 医療・介護現場での対話型サポート |
| 「空気を読む」機能(搭載予定) | オフィス受付・窓口対応 |
| 繊細かつ複雑なコミュニケーション対応 | AIタレント・声優などエンターテイメント分野 |
| 知識・思い出のアーカイブ | 個人の記憶保存・家族向け利用 |
| 文字入力による読み上げ動画生成 | 動画コンテンツ制作・教育 |
「空気を読む」機能は、人との繊細なコミュニケーションが求められる場面、たとえば介護現場での利用者への声かけや、受付での来客対応などに特に有用です。AIがタレントや声優として活動するエンターテイメント分野での展開も期待されており、個人レベルでは「当時の知識や思い出をAIにコピーしておく」という記録・継承用途も考えられています。
詳細はDeep AI Copy 公式ページをご覧ください。
2. HAL3
HAL3は、クリスタルメソッドが独自開発した対話型AIです。オフィス業務を幅広くサポートする多機能AIとして設計されており、企業のニーズに合わせて必要な機能だけを選んでカスタマイズすることができます。
HAL3の主な機能は以下のとおりです。
- 勤怠管理:音声による出退勤管理・集計のサポート
- 受付:来訪者対応・案内業務の自動化
- リアルタイム翻訳:入力された音声を認識し、英語などへ即時翻訳・表示
- 感情認識:音声から話者の感情状態を分析・表示
特に注目されているのがリアルタイム翻訳機能です。近年のオンライン会議の普及により、海外企業との商談・会議の機会が増加しています。HAL3の翻訳機能を活用することで、英語での会議に不安を感じる担当者でもスムーズなコミュニケーションが可能になります。カスタマイズ性の高さも大きな強みであり、企業ごとの業務フローに合わせた導入ができる点が来場者から高い評価を得ました。
詳細はHAL3 公式ページをご覧ください。
3. 製造業向けAI技術(外観検査・異音判定)
弊社では、音・2D・3Dそれぞれの領域でAI研究・開発を進めてきました。これらの技術は多様な産業に応用できますが、製造現場での外観検査と異音判定への活用が特に大きな注目を集めています。
| 技術 | 従来の課題 | AI導入によるメリット |
|---|---|---|
| 外観検査(2D/3D) | 人の目による目視検査のため、検査件数が増えると人員コストが増大。検査精度が担当者によってばらつく | AIによる自動検出で人員コストを削減。均一な精度での大量処理が可能 |
| 異音判定(音) | 熟練工の「勘や経験」に依存。知識の継承・共有が難しく、退職・異動でノウハウが失われるリスクがある | AIが音を学習・分析することで判定を標準化。属人化を防ぎ、ノウハウをデータとして蓄積・共有できる |
外観検査では製品・部品の見た目から傷・変形・汚れなどの異常を自動検知します。異音判定では機器や製品の動作音を解析し、正常音との差異からどこに不具合があるかを特定します。いずれも「人にしかできない」とされてきた高度な判断をAIが代替することで、品質向上・コスト削減・技術継承の3つの課題を同時に解決できます。
各技術の詳細は以下のページをご覧ください。
音AI:https://crystal-method.com/sound/
2D(画像認識):https://crystal-method.com/2d/
3D:https://crystal-method.com/3d/
外観検査:https://crystal-method.com/topics/visual_inspection/
異音判定:https://crystal-method.com/topics/blog-06-ai-fault-sound-detection/
当日のデモンストレーションの様子
ブースでは、来場者がAIを実際に体験できるデモスペースを用意しました。展示パネルを見るだけでなく、自分の目と耳でAIの動作を確かめていただくことで、技術への理解と導入イメージを深めていただくことを目的としています。
Deep AI Copyのデモ
Deep AI Copyのデモ版では、来場者がAIに対して「あなたの名前は?」「明日の天気は?」「嫌いな食べ物は?」などの質問を投げかけ、モニター上の女性のAIがリアルタイムで口を動かしながら音声で返答する様子を披露しました。人間と見分けがつきにくい自然な口の動きと声に、多くの来場者が足を止め、中にはDeep AI Copy本来のサービス内容まで深く興味を持っていただける方も少なくありませんでした。
また、Deep AI Copyの別パッケージとして提供している「テキスト入力→AI読み上げ動画生成」機能も体験いただきました。文字を打ち込むと即座にAIが読み上げ動画を生成するデモは、動画コンテンツ制作担当者や広報部門の方から特に高い関心を集めました。
HAL3のデモ
HAL3のデモスペースでは、実際にHAL3へ日本語で話しかけると英語訳がリアルタイムで画面に表示されるリアルタイム翻訳機能と、話者の声から喜怒哀楽などの感情状態を分析して表示する感情認識機能を体験いただきました。来場者自身がマイクに向かって自由に話し、その内容が英語に変換される様子をその場で確認できるため、「海外取引先との会議で使えそう」「受付に導入したい」という具体的な声も多くいただきました。HAL3に実際に触れていただくことで、製品への親しみと導入後のイメージを持っていただける機会となりました。

商談・来場者との対話から見えたニーズ
今回の出展を通じて、企業の担当者と直接商談を行いました。主なヒアリング内容は「自社のどの業務にAIを導入したいか」「導入にあたってネックとなりそうな課題は何か」という2点です。
来場者から挙がった具体的な声としては、次のようなものがありました。
- 工場の検査ラインの省人化・自動化を進めたいが、AIへの置き換えに不安がある
- 熟練工の退職前に技術・ノウハウをデジタルで記録・継承したい
- グローバル化に伴い、英語会議に対応できるリアルタイム翻訳ツールを探していた
- 受付業務を無人化・AI化し、コスト削減と24時間対応を実現したい
これらのニーズに対し、弊社の各製品・技術がどのようにアプローチできるかを個別に提案しました。特に製造業向けの外観検査・異音判定AIは具体的な導入相談に発展するケースが多く、製造現場でのAI活用に対する強いニーズを肌で感じました。また、Deep AI CopyやHAL3に対しても、企業受付・コールセンター・教育コンテンツ制作など複数の活用シーンでの引き合いがありました。一社一社のニーズに合わせた提案ができたことは、今後の製品開発・改善にとっても重要なフィードバックとなっています。
まとめ
第1回 AI EXPO 秋への出展を通じて、クリスタルメソッドはDeep AI Copy・HAL3・製造業向けAI技術(外観検査・異音判定)の3つの軸で自社技術を発信し、多くの企業担当者との商談・交流を実現しました。デモンストレーションではAIが人間のように話す様子が来場者の注目を集め、HAL3のリアルタイム翻訳・感情認識機能も実際に体験いただくことで具体的な導入検討につながりました。製造現場でのAI需要の高さや、オフィス業務のDX推進への期待を直接確認できた意義ある3日間でした。今後も展示会・イベントへの出展を通じた技術発信を継続し、より多くの企業のAI活用を支援してまいります。
弊社SNSでも最新情報を発信しています。ぜひご覧ください。
Twitter:https://twitter.com/crystal_hal3
Facebook:https://www.facebook.com/クリスタルメソッド株式会社-100971778872865/
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監修
河合 継(クリスタルメソッド株式会社 代表取締役)
AI・ディープラーニングに関する特許16件の発明者。過去、国立がん研究センターとの共同研究や、テレビ番組でのAI解説実績を持つAI研究者として、AIの研究開発を主導している。
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