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Adobe Campaign ClassicにCVE-2026-105781——CVSS10、修正版へ更新を

Adobe Campaign ClassicにCVE-2026-105781——修正版へ更新を

CVE-2026-105781とは——Adobe Campaign Classicに発見されたSQLインジェクション

2026年10月27日、AdobeはAdobe Campaign Classic(以下、ACC)向けのセキュリティ情報APSB26-162を公開した。この更新に含まれる脆弱性のひとつがCVE-2026-105781であり、SQLインジェクション(CWE-89)に分類される。

CVE公式記録(cve.org、採番元CNA:Adobe)によれば、CVSS 3.1基本値は10(CRITICAL)だ。スコアのベクトルはCVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:Hであり、攻撃にネットワーク経路が使える(AV:N)、攻撃の複雑さが低い(AC:L)、認証不要(PR:N)、ユーザー操作不要(UI:N)という構成になっている。機密性・完全性・可用性いずれにも高い影響(C:H/I:H/A:H)が想定されている。

影響を受けるバージョンはACC v7 build 9402以前(WindowsおよびLinux)。修正済みバージョンはbuild 9403だ。Adobeは本更新の優先度を「2」と分類したうえで、最新バージョンへの更新を推奨している。

CVE公式記録およびAdobe公式告知APSB26-162では、現時点で本脆弱性が実際に悪用された事例は確認されていないと明記されている。CISAの既知悪用脆弱性カタログ(KEV)への掲載もない。EPSSによる悪用確率の統計的推定値は0.518%(パーセンタイル約0.44、2026年11月1日時点)であり、これは過去の類似脆弱性の傾向に基づく確率推定であって、悪用が起きると断定するものではない。

影響を受けるバージョンACC v7build 9402 以前CVE-2026-105781SQLインジェクションCWE-89CVSS 10 CRITICAL認証不要・ネットワーク越し修正済みバージョンACC v7build 9403現時点:悪用確認なしCISA KEV 未掲載/EPSS 推定 0.518%(2026-11-01 時点)
図:CVE-2026-105781の影響バージョン(赤)、脆弱性の性質と評価(橙)、修正バージョン(緑)、および現時点の悪用状況(青)の関係を示す。build 9403への更新が唯一の公式対処となる。

同じ製品の別の脆弱性も修正版が出ているかは、Adobe Campaign Classicで説明しています。

関連記事Adobe Campaign Classicへの更新は?

CVE-2026-105781の深刻度について

CISA KEVへの掲載がなく、Adobeも悪用を確認していないと明言している。EPSS推定値の0.518%も相対的に低い水準にある。

次に読む:Adobe Campaign Classicの更新は?

Adobe Campaign ClassicにCVE-2026-104353——修正版へ更新を

今やること——企業・運用担当者が確認すべき3点

影響を受けるバージョンはAdobe Campaign Classic ACC v7のbuild 9402以前(WindowsおよびLinux)。修正版はbuild 9403(Windows・Linux)であり、Adobeは本更新の優先度を「2」と分類し、最新バージョンへの更新を推奨している。公式の回避策はAPSB26-162に記載がない。

自社の機器が対象かどうかの判断や、すでに侵入されていないかの確認は、構成やログを見ないと判断できません。

この情報を使う際の注意点と限界

本記事に記載したCVSSスコア10はAdobe(CNA)による評価だ。NVD等が別途評価した場合は値が変わる可能性があり、複数の評価値が公開された際は評価者と時点を確認することが重要だ。

EPSSの数値(0.518%)は確率的推定であり、「この確率で攻撃が起きる」という予言ではない。脆弱性の実際のリスクは、環境の公開状況・認証構成・ネットワーク構成によって大きく異なる。

Adobeが「悪用を確認していない」という声明は2026年10月27日時点のものだ。状況は変化しうるため、CISA KEVおよびAdobe公式の更新情報を継続的に確認することが望ましい。


参考文献

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監修

河合 継(クリスタルメソッド株式会社 代表取締役)

AI・ディープラーニングに関する特許16件の発明者。過去、国立がん研究センターとの共同研究や、テレビ番組でのAI解説実績を持つAI研究者として、AIの研究開発を主導している。
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