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Adobe Connect DesktopにCVE-2026-48360——修正版へ更新を

Adobe Connect DesktopにCVE-2026-48360——修正版へ更新を

CVE-2026-48360 の概要——Adobe Connect Desktop App に深刻度 Critical のコードインジェクション脆弱性

2026年10月27日(最終更新: 同年10月29日)、Adobe社はAdobe Connect Desktop AppおよびAdobe Connect Android Mobile Appに存在するコードインジェクション脆弱性(CVE-2026-48360)を公開した。採番元CNAはAdobeであり、詳細はCVE公式記録(cve.org)およびAdobe公式セキュリティ告知(APSB26-182)で確認できる。

脆弱性の分類はCWE-94(Improper Control of Generation of Code)。Adobeが算出したCVSS 3.1基本値は9.6(ベクター: CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:H/I:H/A:H)。機密性・完全性・可用性のいずれへの影響も「高(H)」であり、スコープ変更(S:C)が発生する構造となっている点が技術的に重要な特徴だ。

悪用の成立には被害者による操作(UI:R)が必要であり、具体的には悪意を持って作成されたURLへのアクセス、または改ざんされたWebページとのやり取りが引き金になると説明されている。攻撃者による認証や特別な権限取得は不要(PR:N)で、ネットワーク越しに実行可能(AV:N)な点は、組織規模に関わらず対処を要する理由となる。

2026年11月1日時点のEPSS(悪用確率の統計的推定)は0.45%(パーセンタイル 約0.39)と低水準に留まっており、Adobeはこの更新で対処した問題について実際の悪用事例(exploits in the wild)を確認していないと表明している。またCISA KEV(既知の悪用脆弱性カタログ)への掲載もない。

攻撃者悪意あるURL改ざんページクリック誘導UI:RAdobe ConnectDesktop App / Android脆弱バージョンコード注入CWE-94任意コード実行機密性 H/完全性 H可用性 Hスコープ変更 S:Cスコープ変更(S:C)——侵害がアプリ単体を超えて波及する可能性PR:N(認証不要)・AV:N(ネットワーク経由)・AC:L(攻撃複雑度:低)
図1: CVE-2026-48360の攻撃成立フロー。攻撃者が用意した悪意あるURLや改ざんページに被害者がアクセスすることでコードインジェクションが成立し、任意コード実行に至る。スコープ変更(S:C)により影響範囲はアプリ外に及ぶ可能性がある。

関連記事Adobe Campaign Classicの更新は? / Adobe Campaign ClassicにCVE-2026-105780——修正版へ更新を

影響を受けるバージョンと修正版——Adobe Connect Desktop App 脆弱性 CVE-2026-48360 の対象範囲

本脆弱性の対象はAdobe Connect Desktop App(Windows・Mac Silicon・Mac Intel)とAdobe Connect Android Mobile Appの4プラットフォームにわたる。下表に影響バージョンと修正済みバージョンを整理する。バージョン番号はCVE公式記録およびAdobe APSB26-182の記載に基づく。

表1: CVE-2026-48360 影響バージョンと修正版(出典: Adobe APSB26-182 / cve.org)
製品・プラットフォーム 影響を受けるバージョン 修正済みバージョン 更新優先度
Desktop App(Windows) v2026.8.51 以下 v2026.9.61 Priority 2
Desktop App(Mac Silicon) v2026.08.45 以下 v2026.10.66 Priority 2
Desktop App(Mac Intel) v2026.01.39 以下 v2026.10.170 Priority 2
Mobile App(Android) v4.4 以下 v4.5 Priority 2

Adobeが設定する更新優先度は「Priority 2」である。

次に読む:Adobe Campaign Classicの修正版は?

Adobe Campaign ClassicにCVE-2026-104353——修正版へ更新を

今やること——Adobe Connect Desktop App 脆弱性 CVE-2026-48360 への対応手順

Adobeはバージョンアップによる修正を推奨しており、詳細な手順は公式告知(APSB26-182)を参照されたい。対応の要点は以下の3点に絞られる。

  1. 修正版への更新:
    Windows版はv2026.9.61、Mac Silicon版はv2026.10.66、Mac Intel版はv2026.10.170、Android版はv4.5への更新がAdobeにより推奨されている(出典: Adobe APSB26-182、cve.org)。更新優先度はPriority 2とされている。
  2. 修正版が無い場合:
    ベンダーの告知に従う。公式告知に記載のない回避策は公式の回避策ではない。

自社の機器が対象かどうかの判断や、すでに侵入されていないかの確認は、構成やログを見ないと判断できません。


参考文献

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