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Claude Codeの大規模・並列実行コマンド|/batch /workflows /stop【2026年版】
コードベース全体にまたがる大改修や、複数の作業を同時に進めたい時に効くコマンド群です。1人で大量の変更を捌くための仕組みを解説します。
各コマンドの使い方
/batch
何を:コードベース全体に対して大規模な変更を並列実行するオーケストレーションコマンド。作業をリサーチして5〜30の独立したユニットに分解し、承認後は各ユニットを独立したgit worktreeで動く専用サブエージェントに割り当て、テスト実行とPR作成まで自動化する。
いつ:フレームワーク移行・命名規則の統一・型定義の一括追加など、複数ファイルにまたがる大規模リファクタリングを一気に進めたいときに使う。手作業では何日もかかる作業を並列化して短時間で完遂できる。
実例:`/batch migrate src/ from Solid to React` と入力すると、まずClaudeがsrc/以下を解析して「コンポーネント層・ルーティング・状態管理・テスト」などの独立ユニットに分解した計画を提示し、承認するとユニットごとにサブエージェントが立ち上がり、それぞれが実装・テスト・PR作成まで並行して進める。たとえば30ファイルのマイグレーションなら10ユニットに分かれた10本のPRが短時間で出揃う。
コツ:実行前にgitリポジトリが必須で、未コミットの変更が多いと分解計画が不正確になるため、/batchを呼ぶ前にはstashかコミットで作業ツリーをクリーンにしておくこと。

/workflows
何を:現在実行中または完了済みのワークフロー(/batchなどで起動した並列セッション群)の進捗を一覧表示する管理ビューを開くコマンド。個々のサブエージェントの状態確認・一時停止・再開・保存をこの画面から操作できる。
いつ:/batchで複数のサブエージェントを走らせた後、どのユニットが完了・失敗・進行中かをリアルタイムで把握したいときや、途中で特定のユニットだけ一時停止して別の優先作業を差し込みたいときに開く。
実例:/batchで15ユニットのマイグレーションを開始してから/workflowsを実行すると、「Unit 3: ✅ PR#42 作成済み」「Unit 7: 🔄 テスト実行中」「Unit 12: ⏸ 一時停止中」のような状態が一覧で表示され、Unit 12を選択してresumeボタンで再開できる。完了したワークフローもsaveしてログとして残せるため、後からPR番号や変更差分を参照するのにも役立つ。
コツ:ワークフロービューはセッションをまたいで参照できるため、長時間かかる/batchを夜間に走らせて翌朝/workflowsで結果を確認するという非同期運用が特に効果的。
/stop
何を:現在アタッチしているバックグラウンドセッションを完全に停止するコマンド。セッションが終了してもトランスクリプト(会話ログ)と作成済みのgit worktreeはディスク上に保持されるため、実行結果や途中成果物を後から確認できる。
いつ:バックグラウンドセッションに接続中(attached状態)に限り使用可能で、そのセッションで実行中のタスクを中断・終了させたいときに使う。セッションから離脱するだけでよい場合は/exitまたは←キーを使い、/stopは「本当に止める」ときだけ呼ぶ。
実例:/batchで走らせたサブエージェントのうち特定のセッションにアタッチした状態で/stopを実行すると、そのサブエージェントのプロセスが停止し、それ以降の実装・テスト・PR作成は行われなくなる一方、それまでに生成されたコードや変更差分はworktreeに残り、`git worktree list`で確認して手動でマージすることができる。
コツ:/stopはアタッチ中のセッションにのみ作用するため、複数のサブエージェントをまとめて止めたい場合は/workflowsから個別に停止操作を行う必要があり、/stop一発で全体を止めようとするミスに注意。
どれをいつ使う?使い分けのポイント
/batchは、複数の独立したタスクを一度に渡してまとめて処理させるときに使う。「このファイル群を全部リファクタリングして」のように、並列実行で効率化したい場面が典型例。/workflowsは、タスク間に依存関係や順序がある複数ステップの処理を定義・管理するときに選ぶ。「テスト→ビルド→デプロイ」のように前工程の結果を次工程が使う場合はこちら。/stopは実行中の/batchや/workflowsを途中で強制終了したいときに使う。意図しない大量処理が走り始めた・誤ったパラメータに気づいたといった緊急停止の場面で即座に入力する。判断の基準は「タスクが互いに無関係か(/batch)、順序に依存するか(/workflows)、止めたいか(/stop)」の三択で整理すると迷いにくい。
全96コマンドの一覧はClaude Codeスラッシュコマンド完全ガイドにまとめています。
まとめ
用途に合わせて使い分けることで、Claude Codeでの開発がさらに快適になります。まずは気になったコマンドを一つ試してみてください。
参考文献
監修
河合 継(クリスタルメソッド株式会社 代表取締役)
AI・ディープラーニングに関する特許16件の発明者。過去、国立がん研究センターとの共同研究や、テレビ番組でのAI解説実績を持つAI研究者として、AIの研究開発を主導している。
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