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DeepSeek 使い方ガイド:Webチャットで始める実践手順【2026年版】

DeepSeek 使い方完全ガイド:チャットからAPI実装まで

DeepSeekの使い方は大きく2通り(Webチャットとアプリ)

DeepSeekを使う方法は、ブラウザのWebチャット(chat.deepseek.com)スマホアプリが中心です。どちらもアカウントを作るだけで無料で使い始められます。本記事ではこのWebチャット/アプリでの実際の操作手順を画面の流れに沿って具体的に解説します。DeepSeekそのものの概要や他AIとの違いは DeepSeekとは(入門ガイド) を、開発者向けのAPIでの使い方は DeepSeek APIの使い方 をご覧ください。

DeepSeek 使い方(基礎編):Webチャットで始める具体的な手順

最も手軽なDeepSeekの使い方は、公式Webチャット(deepseek.com)を利用することだ。以下に実際の操作手順を示す。

アカウント作成から最初のチャットまでの4ステップ

  1. ブラウザで chat.deepseek.com を開く:スマートフォンアプリ版も同様のフローで利用できる。
  2. サインアップ:メールアドレスまたはGoogleアカウントで登録し、メール認証を完了する。登録自体に費用は一切かからない。
  3. モードを選択する:チャット画面では「Instant」と「Expert」の2モードが用意されている。Instantは高速応答向け(V4-Flash の non-thinkingモード)、Expertは複雑な推論・思考チェーンを必要とするタスク向け(V4-Flash の thinkingモード)に対応している。
  4. 日本語で直接入力する:翻訳を介す必要はなく、日本語でそのまま質問できる。日本語の応答品質についてはDeepSeekの日本語対応状況でさらに詳しく解説している。

消費者向けチャットの仕様と制約

消費者向けチャットには有料の個人プラン(Plus・Pro等)は存在しない。2026年6月時点で完全無料であることをDeepSeek公式ドキュメント(2026-06-08確認)が示している。ただし以下の制約は把握しておく必要がある。

  • スロットリング:混雑時には「Server Busy」と表示され、応答が遅延または拒否される。本番システムへの単独組み込みには向かない。
  • 既定モデルはV4-Flash:284Bパラメータ(アクティブ約13B)のMoEアーキテクチャ、最大入力1Mトークン・最大出力384Kトークンという仕様を持つ。無料枠での詳細や制限についてはDeepSeekの無料利用について詳しく解説した記事も参照してほしい。
  • データプライバシー:入力内容はDeepSeek側のサーバーに送信される。機密情報・個人情報の入力は避けること(後述のリスクセクションも参照)。

V4-Flashが既定モデルとして採用されている設計上の理由

V4-Flashは284Bの総パラメータを持ちながら、MoEアーキテクチャによりアクティブパラメータを約13Bに抑えている。推論コストの低さと応答速度を優先した結果として、消費者向けチャットの既定モデルとなっている。1Mトークンのコンテキストウィンドウを持つため、大容量のコードベースや長文ドキュメントをそのまま貼り付けて質問できる点は実用上の利点だ。より高度な推論が必要な場面では、旗艦モデルのV4-Pro(1.6Tパラメータ、アクティブ約49B)をAPIから呼び出す構成とするのが現実的な設計となる。モデルの詳細な仕様・アーキテクチャについてはDeepSeek-V4の詳細解説記事を参照してほしい。

DeepSeek 使い方の応用:ユースケース別の活用戦略

コード生成・自動レビューへの適用

DeepSeek-V4-Flashはコスト効率が高く、CIパイプライン上での自動コードレビューや補完候補生成に適している。たとえば、Pull Requestのdiffを入力してレビューコメントを自動生成するフローでは、キャッシュヒット設計と組み合わせることで従来のGPT系APIより大幅な費用削減が期待できる。アーキテクチャ設計の相談や複雑なバグ解析にはV4-Proのthinkingモードを選択するとよい。

長文ドキュメント処理(1Mトークンコンテキストの活用)

V4系は両モデルとも1Mトークンのコンテキストウィンドウを持つ。数百ページのPDF相当のテキストを一度に投入して要約・質問応答を行うユースケースに対応できる。ただし長コンテキストでは入力トークン数が膨大になるため、事前のコストシミュレーションが必須だ。実際の利用パターンにおけるキャッシュヒット率を計測した上で、V4-FlashとV4-Proのどちらを選択するかを決定することを推奨する。

マルチターン対話システムへの組み込み

OpenAI ChatCompletions互換APIを使えば、LangChainやLlamaIndex等の既存フレームワークとの統合が容易だ。base_urlhttps://api.deepseek.com に変更し、モデル名を deepseek-v4-flash に設定するだけで多くのケースで動作する。Anthropic互換インターフェースも提供されており、Claudeからの移行を検討している場合にも選択肢となる。

オープンウェイトによる自己ホスト環境の構築

V4-ProおよびV4-FlashはMITライセンスでHugging Face・GitHubに公開されており(DeepSeek-V4-Pro on Hugging Face、2026-06-08確認)、自社インフラへのデプロイ・商用利用が可能だ。データが外部に出ないため、機密情報を扱う用途ではパブリックAPIより自己ホストが有利となる場合がある。ただし1.6Tパラメータ級のモデルを実用的な速度で動かすには相応のGPUリソース(HBM容量・帯域幅)が必要であり、クラウドAPIとの運用コスト比較は慎重に行う必要がある。V4-Flashの284Bモデルの方が自己ホストの現実解として検討しやすいだろう。

バーチャルヒューマン・AIアバターとの組み合わせ

弊社(クリスタルメソッド)が開発するバーチャルヒューマン/AIアバターソリューション「DeepAI」は、実在の人物の容姿・表情・声・振る舞いをデジタル空間で再現し、リップシンク・表情生成・音声合成・対話AIなどを組み合わせて接客・研修・面接練習・広報等に活用するソリューションだ。DeepSeek-V4系LLMを対話AIのバックエンドとして組み合わせることで、よりコスト効率の高いバーチャルヒューマンシステムを構築できる可能性があり、用途に応じたLLMの使い分けはアーキテクチャ設計上の重要な検討事項となる。

本記事はWebチャットを中心とした実際の使い方に集中しています。APIを使った開発者向けの実装DeepSeek APIの使い方料金・モデル比較DeepSeekの料金解説セキュリティリスクと導入判断DeepSeekのリスク解説無料版でできること・無料で使える範囲DeepSeekはなぜ無料で使えるのか をご覧ください。

参考文献

監修

河合 継(クリスタルメソッド株式会社 代表取締役)

AI・ディープラーニングに関する特許16件の発明者。過去、国立がん研究センターとの共同研究や、テレビ番組でのAI解説実績を持つAI研究者として、AIの研究開発を主導している。
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