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Veoとは?最新版Veo 3.1の機能・料金・使える場所を公式情報で整理【2026年10月版】

Gemini Veoとは何か――動画生成AIの仕様・料金・導入判断を整理する


基本的な定義・仕組みは → こちらの記事で解説しています。

Veoとは?Googleの動画生成AIと、同名のスポーツカメラの違い

Veo(ベオ)は、Google DeepMindが開発する動画生成AIのモデルです。文章(プロンプト)や画像を入力すると短い動画を作り、Veo 3以降は効果音・環境音・セリフを含む音声も映像と一緒に生成します。DeepMindの公式ページでは、2026年10月13日時点の最新の版はVeo 3.1と案内されています。

なお「Veo」とだけ検索すると、Googleの動画生成AIとは別に、サッカーなどの試合を自動で撮影するスポーツカメラの「Veo」(公式サイト・スマホアプリ)も並びます。本記事で扱うのは、Googleの動画生成AIのVeoです。2026年10月13日の検索結果の上位5件のうち、Googleの動画生成モデルを扱うページはDeepMindの公式ページと解説記事1件の2件で、残りの3件はスポーツカメラのVeoでした。

Google DeepMind公式のVeoのページ(2026年10月13日に取得)。「Our leading video generation model」の下に、Try in Gemini・Try in Google Flow・Build with Veo の3つの入口が並ぶ
Google DeepMind公式のVeoのページ(2026年10月13日に取得・必要な部分のみ切り出し)。出典:deepmind.google/models/veo/

公式ページには、Geminiで試す・Google Flowで試す・Veoで開発する、という3つの入口があります。どこで使えるか、いくらかかるかは以降の章で整理します。

Geminiの料金プランを比べるときは、Gemini料金の完全比較で説明しています。

関連記事Gemini画像生成は無料でどこまで?

現行のVeoは3.1――版ごとの違い(2026年10月13日時点)

Gemini APIの公式ドキュメント(Veo 3.1の項目)に載っている版を、同じ表にまとめます。Veo 2は現行の公式ドキュメントに掲載がないため、表から外しました。

項目 Veo 3.1(標準)・Fast Veo 3.1 Lite Veo 3・Veo 3 Fast
モデルID veo-3.1-generate-preview/veo-3.1-fast-generate-preview veo-3.1-lite-generate-preview(2026年3月) veo-3.0-generate-001/veo-3.0-fast-generate-001
状態の表記 プレビュー プレビュー 公式ドキュメントに「Deprecated(廃止予定)」の表示あり(機能表ではStableとも書かれ、表記が揺れています)
長さ 4・6・8秒 4・6・8秒 4・6・8秒
解像度 720p(既定)。1080pと4Kは8秒のとき 720p(既定)。1080pは8秒のとき。4Kは非対応 720p(既定)。1080p・4Kは8秒のとき(機能表では720pと1080p・16:9のみの記載もあり)
音声 映像と同時に生成(常にオン) 同左 同左
縦横比 16:9(既定)・9:16 16:9・9:16 16:9

共通の仕様として、フレームレートは24fps、1回のリクエストで作れる動画は1本、プロンプトの入力は1,024トークンまでです。出典はいずれもGemini APIのVeo 3.1の公式ドキュメントです。Veo 3.1の公開は2025年10月15日(公開プレビュー)で、より安いLiteは2026年3月31日に発表されました(リリースノート・Google Blog)。

DeepMindの公式ページでは、Veo 3.1は1080pと4Kに対応し、効果音・環境音・セリフを映像と一緒に生成すること、クリップの最後の1秒を使って動画を延長する「Scene Extension」で長い動画を作れることが説明されています。一方で、短い音声区間で自然に一貫した話し声を作ることは、開発中の課題とされています。

次に読む:Gemini 3.1 Proは無料でどこまで使える?

Gemini 3.1 Pro 無料枠の実態と有料移行の判断基準【2026年版】

Gemini Omni Flashとの関係――今はどちらを使うのか

2026年5月のGoogle I/Oで、Googleは新しいモデル「Gemini Omni」を発表しました。最初のモデルのGemini Omni Flashは、画像・音声・動画・文章を組み合わせて入力し、動画を作れるモデルで、会話しながら編集できます(Google Blog)。GeminiアプリとGoogle Flowでは、Google AI Plus・Pro・Ultraの加入者向けに展開されています。

Gemini APIの公式ドキュメントでは、既定の動画生成モデルはGemini Omni Flashとされ、Veo 3.1は「シーンの延長、最後のフレームの指定、既存の仕組みとの連携が必要なとき」に使う位置づけです(Gemini APIでの動画生成)。Omni FlashとVeoの技術的な関係(Veoを置き換えるのか、統合されるのか)は、公式のGemini Omniの記事には書かれていません。

Veoを使える場所と料金――Gemini・Flow・API・Google Cloud

公式ページで確認できる範囲では、Veoの入口は大きく4つです。DeepMindの公式ページには、Geminiアプリ・Google Flow・Google AI Studio・Gemini API・Google Vidsが利用場所として挙がっています。

Geminiアプリ・Google Flow(個人向けプラン)

Geminiの公式のプラン一覧(日本円・2026年10月13日に確認)は次のとおりです。

プラン 月額 動画生成の公式の記載
無料 0円(Googleアカウントが必要) Google Flowを利用でき、Nano Banana Proへの制限付きアクセスが含まれる
Google AI Plus 725円 Flowクレジット200。動画生成などを利用可能
Google AI Pro 2,900円 Flowクレジット1,000。動画生成などを利用可能。FAQにVeo 3.1 Liteの限定トライアルが含まれると記載
Google AI Ultra 14,500円〜 Proの5倍の上限は14,500円、20倍の上限は32,000円。Flowクレジット10,000または25,000。FAQでVeo 3.1による動画生成が挙げられている
Gemini公式のGoogle AI Plusのプラン(2026年10月13日に取得)。月725円、Google Flowのクレジット200、Gemini Omni Flashを利用できると書かれている
Gemini公式のGoogle AI Plusのプラン(2026年10月13日に取得・スマホ幅で撮影し必要な部分のみ切り出し)。出典:gemini.google/subscriptions/

公式のプラン一覧には「Google Flowの機能は、プラン・プラットフォーム・地域によって異なる場合がある」「Google Flowは18歳以上のユーザーのみ利用できる」と注記されています。どのプランでVeo 3.1そのものを使えるかは、プラン一覧ではUltraのFAQにだけ明記されており、Plus・Proの動画生成は新しいGemini Omni Flashが中心になっています。ご自身のアカウントで使える範囲は、Geminiアプリ内の表示でご確認ください。

Google AI Studio・Gemini API(開発者向け)

開発者は、Gemini APIまたはGoogle AI StudioからVeo 3.1を呼び出せます。料金は従量課金で、公式の料金ページ(2026年10月13日に確認)ではVeo 3.1・Fast・Liteの無料枠は「利用不可」です。動画の生成に成功した場合のみ課金されます。

モデル(1秒あたり・米ドル) 720p 1080p 4K
Veo 3.1(標準) $0.40 $0.40 $0.60
Veo 3.1 Fast $0.10 $0.12 $0.30
Veo 3.1 Lite $0.05 $0.08 非対応

表の料金は音声付きの動画の料金で、公式ページでは音声付きが既定です。たとえば8秒の動画をVeo 3.1(標準)の720pで1本作ると、公式の単価から計算して$3.20です。Veo 3とVeo 2の料金は、現行の料金ページに掲載がありません。

Google Cloud(企業向け)

Google Cloudのドキュメントには、Veo 3とVeo 3.1の動画生成のガイド(文章から・画像から・最初と最後のフレームから・参照画像から・動画の延長・編集)が掲載されています(Veo 3.1のドキュメント)。Google Cloudでの料金・提供リージョン・利用上限は、本記事の作成時に確認できていないため、導入を検討する場合は公式ページで直接ご確認ください。

使い方の手順や無料で試す方法は、別の記事にまとめています。Veoを無料で使う方法、Veoの仕組みとできることもあわせてご覧ください。

他の動画生成AIとの比較

Veo 3.1とSora・Runway・Klingなど他社の動画生成AIの違いは、別の記事に整理しています。他社の料金や仕様は変更が多いため、本記事では公式で確認できたGoogle側の情報に絞りました。

Google Veo 3.1とSora・Runway・Klingの比較をご覧ください。

使う前に確認しておきたい制約と注意点

  • 保存期間は2日間:Gemini APIで生成した動画はサーバーに2日間だけ保存され、その後削除されます。2日以内にダウンロードしてください。
  • 透かし:出力には目に見えないSynthIDの透かしが埋め込まれます。SynthIDの確認用のページで判定できます。
  • 人物の生成:APIの設定(personGeneration)に制限があります。たとえばEU・英国・スイス・中東・北アフリカでは「allow_adult」のみ、画像から動画を作る場合も「allow_adult」のみです。
  • 生成にかかる時間:公式ドキュメントでは、最短11秒、混雑する時間帯で最長6分とされています。リアルタイムの応答が必要な用途には向きません。
  • 1回に作れる動画は1本:まとめて作る場合は、リクエストを分ける設計が必要です。
  • 著作権と商用利用:利用規約と、生成物の権利に関する各国の扱いを確認してください。商用で使う前に、法務の担当者や専門家への確認をおすすめします。

Veoの主な使い道

短い動画を数分で作れる点から、次のような用途で使われています。ただし、いずれも生成結果の品質は毎回確認が必要です。

  • 広告・SNS向けの短い動画のたたき台づくり(縦型の9:16にも対応)
  • 企画のイメージを共有するためのコンセプト動画
  • 撮影が難しい場面の説明用の映像

研究分野では、JSTのJ-GLOBALに「Veoを世界シミュレータとして使うロボットの方針の研究」に関する論文が登録されています。これは研究段階の動きで、今回扱った製品の機能とは別の話です。

参考にした公式ページ(2026年10月13日に確認)

よくある質問

Q. Veoとは何ですか。
A. GoogleのDeepMindが開発する動画生成AIのモデルです。文章(プロンプト)や画像から短い動画を作り、Veo 3以降は効果音・環境音・セリフを含む音声も映像と一緒に生成します。2026年10月13日時点の最新の版は、DeepMindの公式ページでVeo 3.1と案内されています。

Q. 「Veo」で検索するとスポーツカメラが出てくるのはなぜですか。
A. Veoという名前のスポーツ撮影カメラ(Veo Cam)と、そのアプリや企業サイトが別にあるためです。本記事で扱うのはGoogleの動画生成AIのVeoで、サッカー等の試合を自動撮影するカメラとは別の製品です。

Q. Veo 3.1とVeo 3.1 Fast・Liteの違いは何ですか。
A. Gemini APIの公式料金表では、1秒あたりの料金がVeo 3.1(720p・1080pで$0.40)、Fast(720pで$0.10)、Lite(720pで$0.05)と分かれています。Liteは4Kに対応しません。いずれも音声付きの料金が既定です。

Q. Veoは無料で使えますか。
A. Gemini APIの料金ページでは、Veo 3.1・Fast・Liteの無料枠は「利用不可」と記載されています。Geminiアプリ・Google Flowは、無料プランでもFlowを使えると公式のプラン一覧に書かれていますが、動画生成の可否や上限はプラン・地域で変わります。無料での試し方は別記事「Veoを無料で使う方法」にまとめています。

Q. 生成した動画はいつまで保存されますか。
A. Gemini APIの公式ドキュメントでは、生成した動画はサーバーに2日間保存され、その後削除されます。必要な動画は2日以内にダウンロードしてください。

Q. Veoの動画の長さや画質はどこまでですか。
A. Gemini APIのVeo 3.1は4秒・6秒・8秒から選び、解像度は720p(既定)、8秒のときに1080pと4Kに対応します。フレームレートは24fps、縦横比は16:9または9:16です(Liteは4K非対応)。

Q. VeoとGemini Omni Flashは何が違いますか。
A. Gemini APIの公式ドキュメントでは、既定の動画生成モデルはGemini Omni Flashとされ、Veo 3.1は動画の延長や最後のフレームの指定、既存の仕組みとの連携が必要なときに使う位置づけです。

Q. Veoで作った動画には透かしが入りますか。
A. Gemini APIのVeoの出力には、目に見えないSynthIDの透かしが埋め込まれると公式ドキュメントに記載されています。

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監修

河合 継(クリスタルメソッド株式会社 代表取締役)

AI・ディープラーニングに関する特許16件の発明者。過去、国立がん研究センターとの共同研究や、テレビ番組でのAI解説実績を持つAI研究者として、AIの研究開発を主導している。
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