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Claude Code コミット帰属非表示の設定手順|Co-Authored-By を消す方法
文:クリスタルメソッド編集部 監修:河合 継(代表取締役)

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結論:settings.json に attribution: false(v2.1.281以降)、古い版と共有するファイルならオブジェクト形式で空文字
Claude Code がコミットやプルリクエストに付ける帰属表示を消したい場合、設定の核心は一行だ。
{
"attribution": false
}
ただし、これが使えるのは v2.1.281(2026年9月23日リリース)以降に限られる。それより古いバージョンが同じ設定ファイルを読んだ場合、ファイル全体がスキップされる。チームや複数端末で設定ファイルを共有している環境では、この一点が最大の落とし穴になる。
複数端末・バージョン混在が常態化している環境では、代わりにオブジェクト形式を使う。
{
"attribution": {
"commit": "",
"pr": "",
"sessionUrl": false
}
}
この形式は古いバージョンでも正常に解釈されるため、ファイルがスキップされるリスクがない。以下でその理由と背景を順に整理する。
Claude Code が付ける帰属表示は3種類
設定を変更する前に、何が出力されているかを把握しておく必要がある。Claude Code が生成する帰属表示は以下の3箇所に出現する(2026年9月時点、公式設定リファレンスより)。
| 種別 | 出現箇所 | 既定の文言例 | 設定キー |
|---|---|---|---|
| コミットトレーラー | git コミットメッセージ末尾 | Co-Authored-By: Claude Sonnet 5 <noreply@anthropic.com> |
attribution.commit |
| PR 本文テキスト | プルリクエスト本文末尾 | 🤖 Generated with [Claude Code](https://claude.com/claude-code) |
attribution.pr |
| セッション URL | コミットの Claude-Session トレーラー・PR 本文リンク |
claude.ai のセッションリンク | attribution.sessionUrl |
コミットトレーラーに入るモデル名はコミット時に実際に使用しているモデル名になる。サブエージェントがコミットした場合はそのサブエージェントのモデル名が入る。また、独自の ANTHROPIC_BASE_URL 経由でサードパーティモデルを使っている場合は Claude Code という文字列になる。
セッション URL はクラウドセッションや Remote Control セッション経由でコミット・PR を作成したときのみ付与される。
attribution オブジェクトのサブキー。セッション URL はクラウドセッションおよび Remote Control セッション経由のコミット・PR にのみ付与される。全部消す設定と、古いバージョンが引き起こす落とし穴
v2.1.281以降:false で一括非表示
v2.1.281 から、attribution に false を指定するとコミットトレーラー・PR本文・セッション URL の3種すべてを非表示にできる(公式設定リファレンス、2026年9月時点)。
{
"attribution": false
}
落とし穴:古いバージョンは設定ファイル全体をスキップする
同リリースノート(v2.1.281)には次の注記がある。
older CLI versions skip a settings file that holds it, so keep the object form in files shared across versions
つまり、attribution: false が書かれた設定ファイルを v2.1.281 より古いバージョンが読み込もうとすると、そのファイル全体がスキップされる。影響はその1キーだけでなく、ファイルに書いたすべての設定(権限制御・モデル指定・プロジェクトルールなど)が無効になる点で深刻だ。
さらに v2.1.282(2026年9月24日)では、管理者設定(managed settings)の permissions・autoMode・worktree・attribution で、ネストされた値のひとつが無効なときにそのブロック全体が無視される不具合が修正された。現在は無効な値以外はそのまま適用される。
複数端末・複数メンバーで同じ設定ファイルを共有する運用では、各端末の Claude Code バージョンが常に揃うとは限らない。npm でグローバルインストールしている開発者と、CI/CD でバージョンを固定している環境が混在することは珍しくない。
古いバージョンと混在しても安全な書き方
バージョンが混在する環境で安全に帰属表示を消すには、公式リファレンスが推奨するオブジェクト形式を使う。
{
"attribution": {
"commit": "",
"pr": "",
"sessionUrl": false
}
}
commit と pr を空文字にするとそれぞれの帰属テキストが出力されなくなり、sessionUrl: false でセッションリンクが付かなくなる。オブジェクト形式は古いバージョンでも正常に解釈されるため、ファイルがスキップされるリスクがない。
クリスタルメソッドでは複数端末・複数セッションで同じプロジェクトの設定ファイルを共有しているため、バージョンのずれを前提に設定を書く必要がある。このオブジェクト形式は、その条件下で最も安全な選択になる。
設定ファイルの種類と配置場所
どの設定ファイルに書くかによって適用範囲が変わる。優先順位は高い順に次のとおり(公式設定ドキュメント、2026年9月時点)。
| 優先順位 | ファイル・手段 | 適用範囲 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| 1(最高) | 管理者設定(MDM / claude.ai コンソール) | 組織全体 | 組織ポリシー強制 |
| 2 | claude --settings(コマンドライン) |
そのセッションのみ | 一時的な上書き |
| 3 | .claude/settings.local.json |
自分・このプロジェクト | 個人のローカル設定(git 管理外) |
| 4 | .claude/settings.json |
プロジェクトの全員 | チーム共有設定(git 管理対象) |
| 5(最低) | ~/.claude/settings.json |
自分・全プロジェクト | ユーザー既定設定 |
チーム全体で帰属表示を統一したい場合は .claude/settings.json に書いて git 管理に含める。自分の端末だけで消したい場合は ~/.claude/settings.json か .claude/settings.local.json(こちらは .gitignore に入れることが多い)に書く。
CLAUDE.md の指示が優先される仕様
公式リファレンスには次の記述がある。
Claude Code tells Claude that your own instructions about attribution, such as a CLAUDE.md or memory rule, take precedence over these commit and PR lines, unless the line is set in managed settings.
CLAUDE.md やメモリに帰属表示に関する指示を書いている場合、それが settings.json の attribution.commit / attribution.pr より優先される。ただし管理者設定(managed settings)で設定された行はこの限りでない。そのため、CLAUDE.md に帰属表示についての指示が残っていると、settings.json を変えても結果が変わらないことがある。設定が効かないときは、まず CLAUDE.md とメモリを確認したい。
一部だけ変える:社内書式のトレーラーに置き換える・PRだけ消す
帰属表示を完全に消すのではなく、社内の規約に合わせた文言に置き換えたい場合もある。
{
"attribution": {
"commit": "Generated-With: AI-Assist\n\nCo-Authored-By: AI <ai@example.com>",
"pr": "",
"sessionUrl": false
}
}
この例では、コミットトレーラーを社内書式に変更しつつ PR 本文の帰属テキストだけを消している。commit か pr の一方だけを設定した場合、設定しなかった方は既定の文言が使われる。
なお、commit か pr を設定すると、旧設定キー includeCoAuthoredBy(v2.0.62 以降非推奨)は無視される。まだ旧設定が残っている場合は、新しい attribution オブジェクトに移行すると挙動が明確になる。
消すべきか残すべきか:判断の軸
Claude Code は帰属表示を消す・変える手段を公式の設定として用意している。ただし、どちらにすべきかはチームの状況によって変わる。以下は判断に使える軸の整理であり、どちらが正解かを断定するものではない。
| 観点 | 残す理由 | 消す理由 |
|---|---|---|
| 顧客納品物 | AI 使用を明示することで透明性を確保できる | 顧客の契約・ガイドラインで AI 表記が不適切な場合がある |
| OSSへの貢献 | プロジェクトのコントリビューションガイドが AI 表記を求めている場合がある | プロジェクトによって求められない場合もある |
| 社内の監査・レビュー | AI 関与コミットを git log で追跡・集計しやすくなる | 書式が社内標準と異なりノイズになる場合がある |
| チームの統一性 | 誰がどのツールを使ったか履歴に残る | 履歴にツール名が残ることを好まないチームもある |
特に OSSへの貢献では、対象プロジェクトのコントリビューティングガイドを確認することが出発点になる。社内プロジェクトでは、AI 関与コミットを追跡したい監査要件があるかどうかがまず問うべき点だ。
チームで統一したい場合は、個人の ~/.claude/settings.json ではなく、git 管理下の .claude/settings.json に書いてリポジトリで共有する方が運用しやすい。管理者設定を使えば、組織内で個人が上書きできない形でポリシーを強制することもできる。
よくある質問(FAQ)
- Q. v2.1.281未満のバージョンで
attribution: falseを書いたら何が起きるか? - そのファイル全体がスキップされる。他のすべての設定も効かなくなるため、共有ファイルには使わない方がよい。
- Q.
includeCoAuthoredBy: falseはまだ使えるか? - v2.0.62 以降は非推奨だが読み込まれる。ただし
attribution.commitかattribution.prを設定するとincludeCoAuthoredByは無視される。新規設定ではattributionオブジェクトを使う。 - Q. セッション URL だけ消したい場合は?
attribution: { "sessionUrl": false }のみを指定すれば、コミットと PR の帰属テキストは既定のまま、セッションリンクだけ消せる。- Q. CLAUDE.md に帰属表示の指示を書いていた場合、settings.json と競合するか?
- CLAUDE.md の指示が優先される。ただし管理者設定(managed settings)で設定された行は CLAUDE.md の指示より優先される。
- Q. PR 本文のデフォルト文言は何か?
🤖 Generated with [Claude Code](https://claude.com/claude-code)が既定で付く(公式設定リファレンス、2026年9月時点)。
出典・参考
- Claude Code 公式設定リファレンス(Git and attribution 節): https://code.claude.com/docs/en/settings-reference
- Claude Code 公式設定ファイルドキュメント(優先順位): https://code.claude.com/docs/en/settings
- Claude Code 公式 CHANGELOG(v2.1.281・v2.1.282): https://github.com/anthropics/claude-code/blob/main/CHANGELOG.md
- Claude Code Updates チャンネル「Claude Code v2.1.281 — Hide attribution from commits & PRs #Shorts」(2026年9月)
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監修
河合 継(クリスタルメソッド株式会社 代表取締役)
AI・ディープラーニングに関する特許16件の発明者。過去、国立がん研究センターとの共同研究や、テレビ番組でのAI解説実績を持つAI研究者として、AIの研究開発を主導している。
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