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Claude Mythos(ミュトス)とは?Fable 5.1との違い・使える人・使い方を分かりやすく解説【2026年版】

Claude Mythos(クロード・ミュトス)は、Anthropicの最上位モデル「Claude Fable 5.1」と同じモデルを、Anthropicの審査を通った組織だけが使える版です。中身は同じで、違うのは「安全装置(危険な使い方を止める仕組み)の強さ」と「使える人」の2点です。最新版は2026年9月1日に公開された「Claude Mythos 5.1」です。

使い方の答えは、立場によって分かれます。セキュリティやライフサイエンスの組織は、Anthropicの審査プログラムに申請し、通ればAPIで Mythos 5.1 を使えます。個人や一般の会社は Mythos を申し込めませんが、同じモデルの Fable 5.1 を claude.ai・Claude Code・APIで使えます。

この記事では、Mythosとは何か、Fable 5.1との違い、何がすごいのか、誰が申請できるか、使い方、料金、日本の企業への影響、2026年4月の発表から現在までの経緯を、Anthropicと日本政府の公式の資料で確かめた事実だけで説明します(確認日:2026年10月23日)。Claudeの全体像はClaude AI(クロード)とは?できること・モデル・料金で解説しています。

Claude Mythosとは?Fable 5.1と同じモデルを「審査を通った組織だけ」が使える版

Mythos 5.1 は、Fable 5.1 と同じモデルです。Anthropicの公式ドキュメントは「Mythos 5.1 is the same model as Fable 5.1, available only to organizations verified through Anthropic’s verification programs」(Mythos 5.1はFable 5.1と同じモデルで、Anthropicの審査プログラムで確認を受けた組織だけが使える)と説明しています。

同じモデルなのに名前を分けているのは、安全装置の強さが違うからです。誰でも使える Fable 5.1 には、サイバー攻撃や生物学の危険な使い方を止める安全装置が強めにかかっています。Mythos 5.1 は、セキュリティの防御や研究開発のように正当な理由がある組織に向けて、その安全装置をゆるめた版です。

  • 読み方:ミュトス(英語の綴りは Mythos)。Anthropicによる日本語表記の決まりはありません。
  • 最新版:Mythos 5.1(2026年9月1日公開)。モデルIDは claude-mythos-5-1。
  • 使える人:Anthropicの審査プログラム(Cyber Verification Program など)で確認を受けた組織。
  • 一般の人の選択肢:同じモデルの Fable 5.1 を使う。

「Mythos」という名前は、2026年4月にセキュリティの共同プロジェクト「Project Glasswing」とともに発表された「Mythos Preview」で初めて登場しました。そのため、ニュースで「一般には公開されないモデル」として知った人が多い名前です。現在はFable 5.1と並ぶ正式なモデルとして、公式ドキュメントに料金と仕様が載っています。

Mythosを使えない今、代わりに選ぶモデルは、Opus・Sonnet・Haikuの違いで解説しています。

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Fable 5.1との違い:中身は同じで、安全装置と使える人が違う

Mythos 5.1 と Fable 5.1 は、性能・料金・仕様がすべて同じです。違いは「安全装置」と「使える人」と「使える場所」だけです。下の表は、公式ドキュメント(Mythos 5.1・Fable 5.1 の各ページ)とAnthropicの発表を並べたものです。

項目 Fable 5.1 Mythos 5.1
モデルの中身 同じモデル(2026年9月1日公開)
使える人 誰でも(claude.aiは有料プラン、APIは契約者) 審査プログラムで確認を受けた組織だけ
安全装置 サイバー・生物学の危険な使い方を強めに止める セキュリティ・ライフサイエンスの正当な業務に向けてゆるめた版
モデルID(API) claude-fable-5-1 claude-mythos-5-1
使える場所 claude.ai・Claude Code・Claude API・Amazon Bedrock・Google Cloud・Microsoft Foundry など Claude API・Amazon Bedrock・Google Cloud(Google managed)・Microsoft Foundry
料金(100万トークンあたり) 入力 $10/出力 $50(同額)
文脈の長さ・最大出力 100万トークン・12.8万トークン(同じ)

安全装置の違いを具体的に言うと、Anthropicの発表(2026年9月)では、Fable 5.1 はソフトウェアの脆弱性を見つける用途には使えますが、攻撃コード(エクスプロイト)を作る用途には使えません。侵入テスト、攻撃コードの生成、バイナリを対象にした脆弱性スキャンの依頼は、Opusのモデルへ回されます。ライフサイエンスの研究開発の質問も同じくOpusへ回されます。Mythos 5.1 は、審査を通ったセキュリティ・ライフサイエンスの組織に向けて、この制限をゆるめています。

つまり、文章を書く・コードを書く・資料を読むといった普段の仕事では、Fable 5.1 と Mythos 5.1 に差はありません。差が出るのは、攻撃手法の検証や生命科学の研究開発のように、一般向けの安全装置に止められる仕事だけです。

現在のClaudeのモデルの中でのMythosの位置

Anthropicの公式のモデル一覧(2026年10月23日確認)に並ぶ現行モデルは、Fable 5.1・Opus 5.5・Sonnet 5.5・Haiku 5.5 の4つです。Mythos 5.1 はこの一覧の外にある「Fable 5.1 の組織向けの版」という扱いです。

モデル 料金(入力/出力) 位置づけ(公式の説明)
Fable 5.1 $10/$50 最上位。難しい推論と長時間のエージェント作業向け
Mythos 5.1 $10/$50 Fable 5.1と同じモデル。審査を通った組織だけ
Opus 5.5 $4/$20 多くの仕事で最初に選ぶよう公式が勧めるモデル
Sonnet 5.5 $2/$10 速さと性能のバランス
Haiku 5.5 $0.10/$0.50〜 最も速く安い

各モデルの選び方はClaudeのモデルの違いと選び方で詳しく比べています。

Mythosは何がすごい?一般に出さない理由

Mythosが注目されたのは、ソフトウェアの脆弱性を見つける力が非常に高いからです。Anthropicは、Mythos 5.1 のサイバー能力を「これまでに公開したAnthropicのモデルの中で最も強い」と説明しています(2026年9月の発表)。

4月の Project Glasswing の発表では、Mythos Preview が見つけた脆弱性の例として、次の3つが挙げられています(anthropic.com/glasswing)。

  • OpenBSD:27年間見つかっていなかった脆弱性。接続するだけで、そのOSで動く機械を遠隔から停止させられるものでした。
  • FFmpeg:16年間見つかっていなかった脆弱性。自動テストのツールが500万回通っていたのに、一度も検出できなかった箇所です。
  • Linuxカーネル:複数の脆弱性を自分で見つけ、組み合わせました。

この力は、守る側が使えば脆弱性を早く直せますが、攻撃する側に渡れば攻撃が速く・大規模になります。Anthropicは、こうした能力が「安全に使うと約束していない人たちにまで広がる」おそれを挙げ、最も危険な出力を見つけて止める安全装置ができるまで Mythos Preview を一般提供しないとしました。その安全装置を付けた一般向けの版が Fable、安全装置をゆるめて審査を通った組織に渡す版が Mythos、という今の形につながっています。

Mythosを使えるのは誰?申請できるプログラムと条件

Mythos 5.1 を使えるのは、Anthropicの審査プログラムで確認を受けた組織です。窓口は、セキュリティ向けの「Cyber Verification Program(CVP)」と、ライフサイエンス向けの「Life Sciences Verification Program(LSVP)」の2つです。

セキュリティの組織:Cyber Verification Program(CVP)

CVPは、2026年10月6日に拡大されたプログラムです。以前のCVPとProject Glasswingをまとめ、3つの区分にしました。どの区分でも Opus 5.5・Sonnet 5.5・Mythos 5.1 と今後のモデルが対象です。

区分 対象 審査の目安
Defense Access 自社や自分が管理するシステムを守る企業・非営利団体・大学・行政のセキュリティ担当、重要インフラの運営者、小規模なセキュリティ会社、オープンソースの保守者、脆弱性の報告実績がある個人の研究者 数日
Red Team Access 社内や行政のレッドチーム、セキュリティ・侵入テストの会社(許可されたシステムのテストに限る。組織のみで個人は対象外) 数週間(その間はDefense Accessで利用)
Specialized Access 航空機の制御・電力網・通信網など、安全上重要なシステムのテストを許可された限られた組織(Project Glasswingの参加組織はここへ移行) 米国政府と連携して詳しく審査

ライフサイエンスの組織:Life Sciences Verification Program(LSVP)

LSVPは、生命科学の研究開発の専門家が、研究開発に合わせた安全装置の Mythos 5.1 を使うためのプログラムです。Anthropicの9月の発表では、最初の参加者は米国政府と連携して選ばれ、科学者向けの受付は今後始まるとされています。それ以外の安全装置はそのまま残ります。

申請の前に確かめたい条件

  • データの保存:Mythos 5.1 を使う組織は、悪用の監視のために既定で30日間のデータ保存に同意する必要があります(Anthropic公式の Mythos のページ)。
  • セキュリティ体制の証明:CVPでは、区分ごとに求められるセキュリティ対策の証明を出します。
  • 国の条件:9月1日の発表時点で、Mythos 5.1 は米国の一部の組織だけが使えるとされていました。10月6日のCVP拡大の案内には国の条件の記載はありません。日本の組織が対象になるかは、申請の窓口で確かめる必要があります。

Mythosの使い方:組織は申請してAPIで、個人はFable 5.1で

Mythosの使い方は「組織は審査プログラムに申請してAPIで呼ぶ」「個人や一般の会社は同じモデルのFable 5.1を使う」の2通りです。どちらに当たるかを下の図で確かめてください。

Mythos を使いたい セキュリティ・ライフサイエンス の組織 個人・一般の会社 1. CVP/LSVPに申請 2. 審査(数日〜数週間) 3. 管理者がワークスペースに割当 4. API で claude-mythos-5-1 claude.ai で Fable 5.1 を選ぶ Claude Code で /model fable API で claude-fable-5-1 中身は Mythos 5.1 と同じモデル
図:立場ごとのMythosの使い方(Anthropic公式ドキュメントとCVPの案内をもとに作成・2026年10月23日確認)

組織の場合:申請から利用までの流れ

  1. 申請する:セキュリティの組織は Anthropic のポータル(portal.anthropic.com/programs/cvp)からCVPに申請します。ライフサイエンスの組織はLSVPの案内に従います。Anthropic・AWS・Google Cloudの担当窓口から依頼する方法も公式に案内されています。
  2. 審査を受ける:Anthropicが申請者を確認し、区分に応じたセキュリティ対策の証明を求めます。
  3. ワークスペースに割り当てる:審査が通ったら、組織の管理者が使う範囲(ワークスペース)にアクセスを割り当てます。
  4. APIで呼ぶ:Claude API では claude-mythos-5-1、Amazon Bedrock では anthropic.claude-mythos-5-1 を指定します。Google Cloud(Google managed)と Microsoft Foundry でも claude-mythos-5-1 です。

Mythos 5 を使っていた組織が 5.1 へ移る場合の変更点は、公式の移行ガイド(Migrating from Mythos 5)にまとめられています。なお、Claude Security(コードの脆弱性を探して修正案を出すAnthropicの製品)は、Mythos 5.1 で動いていると発表されています。

個人・一般の会社の場合:同じモデルのFable 5.1を使う

個人はMythosを申し込めませんが、同じモデルの Fable 5.1 を使えます。入口は3つです。

  • claude.ai(Web・デスクトップ・スマホのアプリ):モデルの選択欄で「Fable 5.1」を選びます。Freeプランでは使えず、Proは利用クレジット、Maxは週の上限の50%までプランの範囲で使えます(Claudeヘルプセンター「Fable models on your plan」)。
  • Claude Code:/model fable で Fable 5.1 に切り替えます。既定のモデルではないので、自分で切り替える必要があります。
  • Claude API:モデルIDに claude-fable-5-1 を指定します。

プランごとの使える量や料金の内訳はFable(最新のFable 5.1)の料金と使える条件、Claude Codeでの切り替え手順と必要なバージョンはClaude CodeでFable 5.1を使う方法で説明しています。

普段の仕事なら、まずOpus 5.5も候補に

Anthropicの公式ドキュメントは、多くの仕事では Opus 5.5 から始め、難しい推論や長時間のエージェント作業、Opus 5.5 で要件を満たせないときに Fable 5.1 を使うよう勧めています。Opus 5.5 の料金は Fable 5.1 の4割(入力 $4/出力 $20)です。「Mythosが一番強いから」と最上位にこだわる前に、仕事の難しさで選ぶのが現実的です。

Claudeの業務導入・社内活用をご検討の方は、AI開発会社クリスタルメソッドの無料相談をご利用ください。

料金と提供されている場所:Fable 5.1と同額

Mythos 5.1 の料金は Fable 5.1 と同じで、100万トークンあたり入力 $10・出力 $50 です。月額の定額プランはなく、審査を通った組織がAPIで使った分だけ支払います。

項目 内容(2026年10月23日確認)
料金 入力 $10/出力 $50(100万トークンあたり・Fable 5.1と同額)
使える場所 Claude API・Amazon Bedrock・Google Cloud(Google managed)・Microsoft Foundry
モデルID claude-mythos-5-1(Bedrockは anthropic.claude-mythos-5-1)
公開日・提供期間 2026年9月1日公開。終了は早くても2027年9月1日以降
入出力 テキストと画像を入力し、テキストを出力

キャッシュやBatch(まとめて処理する割引)の単価は Fable 5.1 と同じです。内訳はFableの料金のページにまとめています。Claudeのプラン全体の料金はClaudeの料金プランをご覧ください。

これまでの経緯:Preview(4月)→Mythos 5(6月)→停止と再開→Mythos 5.1(9月)

Mythosは「一般には出さないモデル」として4月に登場し、6月の停止と7月の再開を経て、9月にFable 5.1と同じモデルの組織向け版になりました。名前を聞いた時期によって「触れないモデル」「止まったモデル」と印象が違うのは、この経緯のためです。

日付(2026年) 出来事(Anthropic公式の発表)
4月7日 Project Glasswing を発表。参加組織が「Mythos Preview」で重要なソフトウェアの脆弱性を探して直す。Previewは一般提供しない方針
6月2日 Project Glasswing を15か国以上・約150の組織へ拡大
6月9日 Mythos 5 を発表(Fable 5 と同時)。審査を通った少数のパートナーだけが対象。Mythos Preview は同日で非推奨(Deprecated)
6月12日 Mythos 5 の提供を停止
7月1日 米国政府の承認と輸出管理の解除を経て、米国の一部の組織向けに再開
9月1日 Mythos 5.1 を公開(Fable 5.1 と同時)。Fable 5.1 と同じモデルで、安全装置の段階が違う版と位置づけ
10月6日 Cyber Verification Program を拡大。Opus 5.5・Sonnet 5.5・Mythos 5.1 が対象に。Glasswingの参加組織は Specialized Access へ移行

4月の発表時点では、料金も使い方も公開されていませんでした。そのため「Mythosは使い方が分からないモデル」という情報が今も残っていますが、9月以降は公式ドキュメントに料金・モデルID・申請の窓口が載っています。古い記事を読むときは、日付を確かめてください。

Project Glasswingとは?Mythosが生まれたきっかけ

Project Glasswing は、Anthropicが2026年4月7日に始めた、世界の重要なソフトウェアを守るための共同プロジェクトです。参加組織が Mythos Preview を使い、土台となるシステムの脆弱性を見つけて直すことを目的にしています。

発表時の参加組織は、Amazon Web Services・Anthropic・Apple・Broadcom・Cisco・CrowdStrike・Google・JPMorganChase・Linux Foundation・Microsoft・NVIDIA・Palo Alto Networks の12組織と、重要なソフトウェアを作り・保守する40以上の組織です。Anthropicは、最大1億ドル分の利用クレジットと、オープンソースのセキュリティ団体への400万ドルの寄付を約束しました。

Glasswingは、強いサイバー能力を持つモデルを、まず防御する側に使ってもらうための取り組みです。Mythosが「審査を通った組織だけ」のモデルになっているのは、この考え方を引き継いでいるためです。2026年10月6日からは、Glasswingの参加組織は拡大されたCVPの Specialized Access に移りました。

日本の企業・組織への影響:政府の注意喚起と求められる対策

Mythosを使わない会社にも関係があります。強いAIで脆弱性が速く大量に見つかるようになると、修正(パッチ)を速く当てる体制がないと、見つかった穴を攻撃者に先に使われるからです。日本では、政府と金融当局がこの点について注意喚起と要請を出しています。

日付(2026年) 発出元 内容
5月18日 内閣官房国家サイバー統括室・警察庁・金融庁・総務省・経済産業省など 重要インフラ事業者等への注意喚起。Mythos Preview をはじめとするフロンティアAIの性能向上に備えた対策の強化を求めた。対策パッケージ「Project YATA-Shield」も公表
5月22日 金融庁・日本銀行 金融機関等へ「フロンティアAIによる脅威変化を踏まえた金融機関等の短期的な対応」を要請。短い期間に脆弱性とパッチが集中して出る可能性を見込み、経営層の関与のもとで資産管理・脆弱性管理・パッチ適用・監視・復旧の体制を至急点検するよう求めた

5月18日の注意喚起が重要インフラ事業者等に求めた主な対策は次のとおりです(国家サイバー統括室の公表資料)。

  • 経営層の関与:対策を必要な投資と位置づけ、経営層のリーダーシップの下で予算・人材を確保する
  • 基本的な対策の確実な実施:資産管理、脆弱性管理、アクセス制御、バックアップ、監視、事業継続計画、インシデント対応と復旧
  • 脆弱性への速い対応:見つかった脆弱性のリスクを評価し、パッチ適用やリスクを下げる措置を速やかに行う
  • さらなる強化:ゼロトラストへの移行、脅威ハンティング、AIを使った検知・対応・脆弱性発見

同じ資料は、英国のAI安全研究所(AISI)による Mythos Preview の評価でも、セキュリティ更新の定期的な適用・アクセス制御・構成管理・ログ監視といった基本の重要性が示されたと紹介しています。つまり課題は「見つけること」より「見つかった穴を直すこと」に移っています。AIで脆弱性が見つかる速さに、パッチを当てる速さが追いつかなければ、攻撃者が先に使えます。特別なAIを持たない会社でも、まずは守るべきシステムの一覧を作って優先順位を決め、パッチを速く当てる手順と人手を整えることが出発点になります。

公式情報の確認先

Mythosは発表から半年で提供の形が何度も変わったモデルです。最新の状況は、次のAnthropic公式ページで確かめるのが確実です。この記事の内容も、2026年10月23日にこれらのページで確認しました。

  • Mythos 5.1 のドキュメント(platform.claude.com/docs/en/models/mythos-5-1/overview):モデルID・料金・仕様・使える場所
  • Fable 5.1 と Mythos 5.1 の発表(anthropic.com/claude-fable-and-mythos-5-1):同じモデルである説明・安全装置の違い
  • Mythos のページ(anthropic.com/claude/mythos):経緯の年表・申請の窓口・データ保存の条件
  • Cyber Verification Program の案内(anthropic.com/news/cyber-verification-program):3つの区分・対象・審査
  • 国家サイバー統括室「AI性能の高度化を踏まえたサイバーセキュリティ対策の強化について」(cyber.go.jp・2026年5月18日):重要インフラ事業者等への注意喚起
  • 金融庁「フロンティアAIによる脅威変化を踏まえた金融機関等の短期的な対応」に係る要請(fsa.go.jp・2026年5月22日)
  • モデルの提供終了の一覧(platform.claude.com/docs/en/about-claude/model-deprecations):Mythos Preview・Mythos 5・Mythos 5.1 の状態

SNSやまとめ記事には、4月時点の「一般公開は未定」という情報や、未確認の性能の話が残っています。申請や導入の判断には、公式ページの日付と記載を使ってください。

よくある質問(FAQ)

Q1. Mythos は Claude Code で使えますか?

Claude Codeの公式ドキュメントには、Mythos を使う方法の記載はありません(2026年10月23日確認)。Claude Codeでは、同じモデルの Fable 5.1 を /model fable で使えます。手順はClaude CodeでFable 5.1を使う方法をご覧ください。

Q2. Mythos は無料で使えますか?

使えません。Mythos 5.1 は審査を通った組織がAPIで使い、使った分を支払います(入力 $10・出力 $50/100万トークン)。同じモデルの Fable 5.1 も claude.ai の Free プランでは使えず、有料プランが必要です。

Q3. 日本から Mythos を使えますか?

9月1日の発表時点では、Mythos 5.1 は米国の一部の組織だけが使えるとされ、Anthropicは米国政府と国内外のパートナーへの拡大を進めていると説明しています。10月6日のCVP拡大の案内には国の条件の記載がないため、日本の組織が対象になるかは申請の窓口で確かめてください。個人や一般の会社は、日本からでも Fable 5.1 を使えます。

Q4. Mythos と Fable はどちらが賢いですか?

同じモデルなので、賢さは同じです。違いは安全装置の強さと使える人です。普段の文章作成やプログラミングでは差が出ません。

Q5. Mythos Preview はまだ使えますか?

Mythos Preview は2026年6月9日に非推奨(Deprecated)になりました。現在の最新は Mythos 5.1 で、Mythos 5 から 5.1 への移行ガイドが公式に用意されています。

Q6. Mythos の読み方は?

「ミュトス」と読みます。英語の綴りは Mythos です。Anthropicによる日本語表記の決まりはないため、検索するときは「クロード ミュトス」「Mythos」のどちらでも情報が見つかります。

まとめ

Mythos は、Fable 5.1 と同じモデルを、Anthropicの審査を通った組織だけが使える版です。

  • Mythos 5.1 = Fable 5.1 と同じモデル。違うのは安全装置の強さと使える人だけ
  • 使える人は、Cyber Verification Program・Life Sciences Verification Program の審査を通った組織
  • 使い方は、組織は申請してAPIで claude-mythos-5-1、個人は Fable 5.1 を claude.ai・Claude Code・APIで
  • 料金は Fable 5.1 と同額(入力 $10・出力 $50/100万トークン)
  • 注目された理由は脆弱性を見つける力。日本でも政府が重要インフラ等へ対策の強化を求めている
  • 経緯は、4月 Preview → 6月 Mythos 5 → 停止・再開 → 9月 Mythos 5.1 → 10月 CVP拡大

一般の人が「Mythosを使いたい」と思ったら、答えは Fable 5.1 です。料金と使える条件はFableの解説、Claude全体の機能とモデルの関係はClaude AI(クロード)とはで確かめてください。


執筆:河合 継(Kei Kawai)(クリスタルメソッド株式会社 代表取締役 / AI開発エンジニア)

AIアバター「瀧本クリスタル」開発者。対話AI・カスタムLLMの企業導入でフロントランナーとして活動。X / LinkedIn

編集責任者:河合 継(クリスタルメソッド株式会社 代表取締役)/ 編集ポリシー

公開日:2026-05-19 / 最終更新:2026-10-23



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監修

河合 継(クリスタルメソッド株式会社 代表取締役)

AI・ディープラーニングに関する特許16件の発明者。過去、国立がん研究センターとの共同研究や、テレビ番組でのAI解説実績を持つAI研究者として、AIの研究開発を主導している。
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